面白かった!!
数日前に前作を地上波でやってくれたんだよね。
その放映に気づいたので、前作を堪能した上で本作を見られたのは大変ラッキーだった。
前作から14年だそうですよ。
前作が相当面白かったから、すぐ続編が作られるんだろうと思った記憶があるが、
14年も経ちましたか。
しかし作品世界は前作のその直後。直後も直後、前作の最後に別な悪役が登場して、
その悪役を本作でまず倒すところから話が始まる。
雑魚なのでそんなに手間取らないが、最初にかますアクションシーンとして非常に上手い。
各自の特殊能力が上手く紹介出来ている。
本作のコピーの「家事!育児!世界の危機!」が好きだったな。
今回、家事と育児で苦労するのはボブの方で、ヘレンの方が前半は世界の危機を救うヒロインとして
脚光を浴びる。
これが逆だったら全然話にもならないのだが、ヒーローとして活躍したくてたまらないボブと、
そこにスーパーベイビーであるジャック・ジャックの子育ての苦労が複合して
話に奥行き(というより生活感)が出ている。
スーパーヒーローとしての苦労と普通の家庭の苦労と、上手い融合。
ヘレンのアクションが面白いなあ。どこまでも伸びるゴム人間で、思いもよらない戦闘法、
解決法をいろいろ見せてくれる。スタッフえらい。
なんといっても落下傘が秀逸。
ヴァイオレットの恋も上手く使ってある。せっかくデートに誘ってくれた男の子が、
ヒーローとしての姿を見たことで記憶を消されてしまい、ヴァイオレットのことを覚えてない。
これはもう年ごろの女の子にとっては世界の破滅くらいのショックだろう。
そこにお父さんが何とかコミットしようとするんだけど、なかなかうまく行かないところ。
ダッシュは今回は主にいたずらで話を進めている。
地味なところだが、新しいおうちに行った時の家具が水浸しになったシーンは、
ああ、後片付けが大変……と日常レベルで苦労を思いやった。
ジャック・ジャックはコワイですよ。
目からレーザービームを出す本人がまだ赤ちゃんですからね。自分が何をしているのか
全くわかってない。キャラキャラ笑いながらレーザービーム……コワイ。
ジャック・ジャックは色んなことが出来て、正直出来すぎかな。
家族それぞれの特殊能力を活かしたアクションが面白いんだが、
ジャック・ジャックは色々出来すぎて、それでアクションとなるとむしろ難しいかもしれない。
今のように赤ちゃんのままじゃないと。
地味にいい仕事をしているフローズンも健在。って、前作から数時間後から始まるから当然健在。
今回は二線級のヒーローたちも何人か出て来て敵対する。
このキャラクターたちは若干安易な気はしたが、ここであんまりすごい相手にしてもね。
わたしは悪役が二人揃って悪役なんだろうと思っていたが、
片方だけだったのは救いといえば救い。
二人でニヤリと嗤う、とかじゃなくて良かった。
あ、そうそう、エドナがまた出て来てくれて嬉しかった。ちょっとしか出なかったけど。
もっと出してください。
全体的に大人っぽい話だった。多少古めかしいホームドラマと言ってもいい。
子供は楽しめるかなあ?と思ったくらい。特に字幕だと、話を汲み取れないんじゃないだろうか。
でもアクションはテンポがいいし、笑いどころは数々あるし、
過不足なくあらゆる点をカバーしている感じ。
今回の悪役はいかにも!って感じじゃなくて、むしろ悪役の論理の方が正論では?という気もした。
それに対するヒーロー側の回答は描いてなく、ここはぜひ回答を出してほしかった。
ストーリーの収束としては安易ですよね。でもあんまりこめんどくさいことを言われても
それはそれで嫌かも。
3もあるかなあ。あるといいなあ。
大変面白かったです。お薦め。
あ、エンディング・クレジットもなかなか凝っていて楽しいです。
8月は見たい映画が4本もあって、……ひと月4本ってのは人生初くらいの集中具合ではないか。
「オーシャンズ8」と「ペンギン・ハイウェイ」「マンマ・ミーア ヒア・ウィー・ゴー」が見たい。
そしたら今日予告編で見た、9月半ばのプーさんの映画も見たくなって……
「アントマン アンド ワスプ」も多少気になる。
8月9月は映画月間ですな。
……あ!そして何ですか、あの「BAO」というのは!
本編の前に5分くらいの短編映画があるのだが、それはインクレディブルとは全く関係ない話。
中国人なのか、中国系の人なのか、年配のお母さんが肉まんを作り、それが突然泣き声を発し、
手足、体がポコッと出て来て、赤ちゃんになるというもの。
この赤ちゃんがかわゆくてかわゆくて……
それだけでも心を打ちぬかれるというのに、チョコマカ歩き出して超可愛い。
そしていろんな知恵をつけ、だんだん大きくなり。
と思ったら、あっという間に反抗期になり、まだ30センチ位しかないくせに派手な彼女を連れて来て。
彼女と出て行くという肉まんを、お母さんは可愛さ余って憎さ百倍、思わず食べちゃう。
「なんてひどいことを……」と落ち込んで泣いているお母さん。
そこに人間の大きさをした肉まんが戻って来て。
これはわたしは、肉まんが人間になって戻って来たのだと思ったけど、
実の息子という設定だそうです。今までの肉まんが夢だったらしい。
お母さんが好きなお饅頭を買ってきて、泣いてるお母さんの枕元に置く。
そして仲直り。
最後は、お父さんも含めて、あの派手な彼女と一緒に肉まんを作る。
息子は作るの下手くそだけど、彼女は思いのほか上手に作り、お母さんと心が繋がる。という話。
5分で十分に一作品としての重みがあり、泣けました。
……しかしつくづく思ったのが、母は子を食らうことがあるということ。
そして肉まんのあのサイズ感で考えているなら、やはり子供に一人前の人格を認めるのは
なかなか難しいのか。ということ。
ラストシーン、彼女の表情が良かったな。
上手に作っても全然得意気な顏をしない。可愛い表情だった。
これもまた、名作。
数日前に前作を地上波でやってくれたんだよね。
その放映に気づいたので、前作を堪能した上で本作を見られたのは大変ラッキーだった。
前作から14年だそうですよ。
前作が相当面白かったから、すぐ続編が作られるんだろうと思った記憶があるが、
14年も経ちましたか。
しかし作品世界は前作のその直後。直後も直後、前作の最後に別な悪役が登場して、
その悪役を本作でまず倒すところから話が始まる。
雑魚なのでそんなに手間取らないが、最初にかますアクションシーンとして非常に上手い。
各自の特殊能力が上手く紹介出来ている。
本作のコピーの「家事!育児!世界の危機!」が好きだったな。
今回、家事と育児で苦労するのはボブの方で、ヘレンの方が前半は世界の危機を救うヒロインとして
脚光を浴びる。
これが逆だったら全然話にもならないのだが、ヒーローとして活躍したくてたまらないボブと、
そこにスーパーベイビーであるジャック・ジャックの子育ての苦労が複合して
話に奥行き(というより生活感)が出ている。
スーパーヒーローとしての苦労と普通の家庭の苦労と、上手い融合。
ヘレンのアクションが面白いなあ。どこまでも伸びるゴム人間で、思いもよらない戦闘法、
解決法をいろいろ見せてくれる。スタッフえらい。
なんといっても落下傘が秀逸。
ヴァイオレットの恋も上手く使ってある。せっかくデートに誘ってくれた男の子が、
ヒーローとしての姿を見たことで記憶を消されてしまい、ヴァイオレットのことを覚えてない。
これはもう年ごろの女の子にとっては世界の破滅くらいのショックだろう。
そこにお父さんが何とかコミットしようとするんだけど、なかなかうまく行かないところ。
ダッシュは今回は主にいたずらで話を進めている。
地味なところだが、新しいおうちに行った時の家具が水浸しになったシーンは、
ああ、後片付けが大変……と日常レベルで苦労を思いやった。
ジャック・ジャックはコワイですよ。
目からレーザービームを出す本人がまだ赤ちゃんですからね。自分が何をしているのか
全くわかってない。キャラキャラ笑いながらレーザービーム……コワイ。
ジャック・ジャックは色んなことが出来て、正直出来すぎかな。
家族それぞれの特殊能力を活かしたアクションが面白いんだが、
ジャック・ジャックは色々出来すぎて、それでアクションとなるとむしろ難しいかもしれない。
今のように赤ちゃんのままじゃないと。
地味にいい仕事をしているフローズンも健在。って、前作から数時間後から始まるから当然健在。
今回は二線級のヒーローたちも何人か出て来て敵対する。
このキャラクターたちは若干安易な気はしたが、ここであんまりすごい相手にしてもね。
わたしは悪役が二人揃って悪役なんだろうと思っていたが、
片方だけだったのは救いといえば救い。
二人でニヤリと嗤う、とかじゃなくて良かった。
あ、そうそう、エドナがまた出て来てくれて嬉しかった。ちょっとしか出なかったけど。
もっと出してください。
全体的に大人っぽい話だった。多少古めかしいホームドラマと言ってもいい。
子供は楽しめるかなあ?と思ったくらい。特に字幕だと、話を汲み取れないんじゃないだろうか。
でもアクションはテンポがいいし、笑いどころは数々あるし、
過不足なくあらゆる点をカバーしている感じ。
今回の悪役はいかにも!って感じじゃなくて、むしろ悪役の論理の方が正論では?という気もした。
それに対するヒーロー側の回答は描いてなく、ここはぜひ回答を出してほしかった。
ストーリーの収束としては安易ですよね。でもあんまりこめんどくさいことを言われても
それはそれで嫌かも。
3もあるかなあ。あるといいなあ。
大変面白かったです。お薦め。
あ、エンディング・クレジットもなかなか凝っていて楽しいです。
8月は見たい映画が4本もあって、……ひと月4本ってのは人生初くらいの集中具合ではないか。
「オーシャンズ8」と「ペンギン・ハイウェイ」「マンマ・ミーア ヒア・ウィー・ゴー」が見たい。
そしたら今日予告編で見た、9月半ばのプーさんの映画も見たくなって……
「アントマン アンド ワスプ」も多少気になる。
8月9月は映画月間ですな。
……あ!そして何ですか、あの「BAO」というのは!
本編の前に5分くらいの短編映画があるのだが、それはインクレディブルとは全く関係ない話。
中国人なのか、中国系の人なのか、年配のお母さんが肉まんを作り、それが突然泣き声を発し、
手足、体がポコッと出て来て、赤ちゃんになるというもの。
この赤ちゃんがかわゆくてかわゆくて……
それだけでも心を打ちぬかれるというのに、チョコマカ歩き出して超可愛い。
そしていろんな知恵をつけ、だんだん大きくなり。
と思ったら、あっという間に反抗期になり、まだ30センチ位しかないくせに派手な彼女を連れて来て。
彼女と出て行くという肉まんを、お母さんは可愛さ余って憎さ百倍、思わず食べちゃう。
「なんてひどいことを……」と落ち込んで泣いているお母さん。
そこに人間の大きさをした肉まんが戻って来て。
これはわたしは、肉まんが人間になって戻って来たのだと思ったけど、
実の息子という設定だそうです。今までの肉まんが夢だったらしい。
お母さんが好きなお饅頭を買ってきて、泣いてるお母さんの枕元に置く。
そして仲直り。
最後は、お父さんも含めて、あの派手な彼女と一緒に肉まんを作る。
息子は作るの下手くそだけど、彼女は思いのほか上手に作り、お母さんと心が繋がる。という話。
5分で十分に一作品としての重みがあり、泣けました。
……しかしつくづく思ったのが、母は子を食らうことがあるということ。
そして肉まんのあのサイズ感で考えているなら、やはり子供に一人前の人格を認めるのは
なかなか難しいのか。ということ。
ラストシーン、彼女の表情が良かったな。
上手に作っても全然得意気な顏をしない。可愛い表情だった。
これもまた、名作。
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