整流板の設計
超音波照射の対象となる液を
均一な流速で液循環させるために必要な
整流板の設計方法について、
注意事項を提示します
整流板の設計標準
1)50%以上の開口率のパンチング板を使用する
2)パンチング板を2枚使用する
3)パンチング板は5cmの距離で設置する
4)パンチング板は大きいほど良い
5)パンチング板に直接液を当てないようにする
(水槽にぶつけた液が反射してパンチング板に当たるようにする)
コメント:
上記は原則であり、ノウハウです
設計時は各種設計状況に合わせて調整することが大切です
私は標準としては5cmのところを2cmで対応しましたが、効果は
その分だけ悪くなりました
整流板の設計とは騒音対策と
音圧の均一化対策の部品設計(配管系の構成)を意味しています
洗浄物、トレイ、冶工具、・・による
流れの変化は、超音波の加速度・音響流の変化を発生させます
注意するとともに、利用することが大切です
非線形現象の部分が重要ですので、単純に判断しないで
実験と調整により、効果的な使用方法を検討してください
適切に行うと、音圧や洗浄力が大きく改善できます
最後に
ポイントは工学的な設計です
各種の条件(性能・耐久性・コスト・・・)
をバランスさせた
設計が重要です
私の経験では
量産品の機械製品の設計感覚のような気がします
詳細は超音波システム研究所にお問い合わせください
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超音波システム研究所
http://ultrasonic-labo.com/
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