*「概念の設計から社会システムへ」 三田出版会 吉川 弘之
設計の背後にある人間の知的行為は何か、
私はそこに迫る視点が必要だと思ったわけです。
そこでそういう設計を支えている基本的に人間に共通するメカニズムがあるはずだと思い、
その体系化の必要を感じて、1968年に一般設計学を旗揚げしたのです
例 設計のトポロジー
機械の抽象概念化(システム思考の基本概念)
(システムを考えるようになったきっかけです)
*「技術屋の心眼」 平凡社 E・S・ファーガソン著
工学の特質を理解しようとするなら、この、
看過されてはいるけども重要な思考様式を正しく認識しなければならない。
われわれの物質的な環境の概要を定め、
細部を完全なものにしてきたのは、おおむね
<< 非言語的な思考 >> である。
言語によらない学習と言う工学における貴重な遺産を無視した教育は、
無数にある微妙な点については恐ろしいほど無知な学生を生み出してしまう
例 ポンプの渦巻きを目視確認すること
振動の発生源を手で感じ取ること
水の自然な状態を感じ取ること
*「<ものづくり>と複雑系」 講談社選書メチエ 齊藤 了文著
工学の合理性は工学の営みの詳細に宿っているために
外からはなかなか面白さは捉えにくい。
工学の合理性を理解することは、科学的な見方とも違い、
しかも常識的なみかたにとどまらない
「少し奇妙なものの見方」の獲得につながる
例 空気抵抗の考慮
各種設計パラメータにたいする
<< バランス感覚 >>
<< 観察することの限界 >> を感じること
<< 設計を意識した観察 >>
感想
30年間、研究開発を行ってきました
構造解析、振動解析、制御理論、代数幾何、
人工知能 等を利用した製品開発で、
実績とともに大きな自信を持ちました。
その後、傲慢な開発を繰り返していく中で、
私の自信は、そのような技術理論ではなく、
「トラブルや問題点あるいは解らないこと」に対する
経験ではないかと思うようになりました。
特に、設計の最初の段階での経験的な準備や対応が、
製品化につながる理由ではないかと思うようになりました。
(準備としては、科学や技術の理論が含まれます)
技術理論としては、参考文献や資料は見つかります、
しかしそれが参考になるかならないかの判断が正しくないと有効になりません
この判断が経験的な要因で少しづつレベルアップしていくように思います。
だから、今後も技術理論は追い続けていかなければならないと思います。
そうして理論と経験の向上により、
工学的な良い開発や提案・アドバイスが出来るようになると考えています
超音波テスター(仕様書 抜粋) 10頁
http://www.green.dti.ne.jp/aabccdx/Measurement.pdf
超音波テスター(カタログ 価格表) 8頁
http://www.green.dti.ne.jp/aabccdx/Measurement2.pdf
超音波テスター(操作概要) 23頁
http://www.green.dti.ne.jp/aabccdx/Measurement3.pdf
超音波テスター(測定解析資料) 16頁
http://www.green.dti.ne.jp/aabccdx/Measurement4.pdf
超音波システム研究所
ホームページ http://ultrasonic-labo.com/
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