映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
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〔詩〕旅上
2007年02月20日 / 詩
ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背広をきて
きままなる旅にいでてみん。
汽車が山道をゆくとき
みづいろの窓によりかかりて
われひとりうれしきことをおもはむ
五月の朝のしののめ
うら若草のもえいづる心まかせに。
作 萩原朔太郎
新潮文庫・現代名詩選(中)1980
去年、私が「みづいろの窓」をブログのタイトルにしようかと思い、
検索したら、大勢の人がこれを使っていたので、やめることにした。
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背広をきて
きままなる旅にいでてみん。
汽車が山道をゆくとき
みづいろの窓によりかかりて
われひとりうれしきことをおもはむ
五月の朝のしののめ
うら若草のもえいづる心まかせに。
作 萩原朔太郎
新潮文庫・現代名詩選(中)1980
去年、私が「みづいろの窓」をブログのタイトルにしようかと思い、
検索したら、大勢の人がこれを使っていたので、やめることにした。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
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旅好きな貴女にもお気に召す詩だろうと思っていました。
「水色のワルツ」もいいですよね。
「帰郷」という詩では同じ車中であっても、朔太郎の違った面が出ていますね。
余儀ない事情で遅くなって、すみません。
たしかに、「旅上」と「帰郷」は、対照的な詩ですね。
「5月の朝のしののめ」に心も軽く出かけた青年が、
何年後か、妻に去られて幼い2児をつれて、帰郷
する途中、夜汽車に独り目覚めるという設定。
彼の人生の前半と後半の変転を象徴しているように思われます。
朔太郎のこの詩は私の中でフランスに行きたい!気持ちが芽生えた発端だったかも??
朔太郎ならぬ、この詩を読んだわたしも同じ...
ふらんすはあまりに遠し...
でも朔太郎のおかげなのか??解りませんが...執念でもってフランスには行きましたわ!
なんだかまた行きたくなってきました...どうしましょう!!
朔太郎は、「ふらんす」に行くことなく、昭和17年に亡くなったそうです。
行かなかったからこそ、この美しい詩が出来たのかもしれません。
「行きたい」という思いは詩を生むが、行くことは幻滅を生む・・・私の箴言です。
残念ながら、私は鼻が利かず(「香水」で書いたように)それゆえ味覚も鈍いため、美食と香の中心パリに行っても「猫に小判」の感がありました。
地方は、お城や教会、なだらかな丘や野の眺め、きっと素敵でしょうね。特に、マルセイユは行って見たい町です。