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【映画】藍色夏恋

2002年 台湾=フランス 84分 監督&脚本 イー・ツーイェン 出演 チェン・ボーリン グイ・ルンメイ 原題「藍色大門」Blue Gates Crossing DVDで鑑賞

多分、このひと女性監督だろう。そして、ゲイだ。ヒロイン(グイ・ルンメイ)がとても魅力的なので初め見たときそう思った。プールの映画「水の中のつぼみ」はフランスの学校での映画だった。そういえばこの映画も仏との共同制作だ!!しかし人種の違いか、文化の違いかあちらは生々しかったがこちらはすがすがしい。ホウシャオシェンを思い出させる肩掛け鞄の中学生が自転車で通学する、時代はずいぶん違うのにこの空気は変わらない。それにしても、中国人の男の子って、皆こんなに感じがいいのかな?そんなはずは無いと思うが。

メイキングをみたら、監督は男性で、出演者の2女性は町から拾ってきた素人を2ヶ月のワークショップで仕立てたらしい。男の主人公の名文句「さそり座O型!」は監督と同じ。監督は若き日に、こんな女子に引かれたのだろう。そしてこの女子(グイ・ルンメイ)は、見たところ(しつこいようだが)どうもゲイらしい。仕草とか表情なんかが、まるっきり少女というより少年みたいだ。

彼女が好きな女友達は「桜の園」の中島ひろ子にそっくりの美少女だ。
本作はカンヌ映画祭で絶賛されたそうだ。あの頃60才以上なら(つまりシニア割引が効いたらということだが)きっと見ていたろう。わずかな違いだが、割引があるというだけで俄然見る気が湧く、私は節約家だ。そして習慣となれば、月に5本、6本と平気で新作を見るようになる。但し、大都市近郊に住んでいれば、もっといい映画を見る機会もあるが、今はかなり少ない。ブログに載せる映画も玉石混交である。

2011年5月30日追記

「藍色夏恋」易智言(イー・ツーイェン)・楊雅(ヤン・ヤーチョー)
 樋口裕子訳 角川書店 03年

原作を読んで見たら、これが映画からのノベライズとは思えぬ素晴しさ。作者は映画の監督と脚本家。ゲイだかヘテロだか、映画ではハッキリしない、女主人公の心理状態が、手に取るように書いてあり(実はゲイなんだが)すっきりした。この本はジュニアコーナーにあって表紙が藍色。一寸漫画のような柄は、今の流行みたいだ。
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