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【映画】炎の戦線エル・アラメイン

2002年 伊 117分 監督 エンツィオ・モンテレオーネ 出演 パオロ・ブリググリア エミリオ・ソルフリッツィ DVDで鑑賞

エル・アラメインは、先の大戦中の1942年10月、英軍20万、独伊軍10万4000がエジプトの砂漠で対決し、独伊は壊滅的打撃を受け大戦の行方が決った戦いである。

枢軸(独伊)側は死者9千、負傷者1万5千、捕虜3万5千。

イタリアアカデミー賞3部門、米アカデミー賞外国映画部門を受けた作品。
文学哲学専攻の20才志願兵の目から見た末期的なイタリア軍。
これが紅顔の美少年で、どこか「西部戦線異常なし」の主人公を思い出させる。

軍上層部の判断の悪さや戦略のまずさと対照的に、戦地ではいかにもイタリア的な人間味のある数々のエピソード、ドイツ軍の傲慢冷酷さ(満州での関東軍に連想が及ぶ)砂漠と海、月と太陽や男達の映像の美しさ(海に向かって走るシーン)などは印象的だ。戦争に反対し、人命を尊ぶ精神が溢れており、残酷なシーンも少ないので、臆病な私にも気持ちよく見られた。
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