お正月

暮れに弟から送ってきたのは本格（いも）焼酎の１升瓶が３本。何年かかったら飲みきれるか……。　

哀愁を帯びたＫのうしろ姿、「居酒屋放浪記」が彷彿としますねえ。

それにしても、送り主の弟は、１滴も飲めない父親から生まれ、幼い時は甘味で虫歯をこしらえていたが、いつのまにこんな飲み助になったのだろうか。故郷の酒に惹かれるのも、年齢のせいだろうか。そしてまた、Ｋは会社員時代飲み歩いては深夜に酔客を連れ込んでいたが、いつの間にこんなにつつましい酒飲みになったのだろうか？

昨今の若者を「ゆとり世代」ではなく「さとり世代」と言い、彼等は物を買わない、酒たばこを飲まない、麻雀ゴルフをしない、異性と付き合わない、海外に行かず、車の運転もしないと言われる。その質素さが好もしくもあるが、一方で私の周辺の団塊の世代は、このようである。

→「手遅れの反省」　8-11-3
→「招かれざる客」　8-11-1
→「骨粗鬆症」　　　8-06-25
→「団塊の世代」　 13-10-19
→「WEDGEWOOD」　 9-01-12