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八重洲



    八重洲ブックセンター

昼食をとりながら2Fの喫茶店から店内を見下ろしていたら「ただいま雨が降り出しました。道路が濡れますので足元にご注意下さい。傘をご利用の方は当店1Fで販売しております」と店内放送があった。こういうコメントは耳新しくちょっとびっくりした。
大の読書家で片時も本を手放さなかったという鹿島守之助氏(鹿島建設)が1978年創立。



      1000円カットの店

10分1000円の看板を初めて見たのは90年代半ばの、ここ八重洲店。安価で速く、余計なサービスの無い合理性が気に入ったので、勤め先が近い夫に教えたが、彼は行きつけの高い床屋や下手な自宅の床屋を好み、なかなか行かない。大阪に移ってからも、大分して見つけて、高槻、茨木、十三、梅田の店を利用した。茨木市駅前店までは、自転車を2台連ねて良く休日に行ったものだ。松江には無いようで、1680円の店に夫は行ったが、わたしは2年近く自分で切っていた。やっと最近、スーパーの中の1000円床屋に出逢った。こういう自分の消費行動を見ればデフレが進むのも無理はないと思える。しかし従来の床屋さんは大変だろうなあ。漫画「スヌーピー」の作者の父親も床屋だった。散髪代の値上がりをこぼす友人たちに、働いても働いても暮しが苦しい、やさしい父親を思って、主人公チャーリー・ブラウンは心を痛めるのだ。
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