映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
大沢啓二氏を悼む
2010年10月15日 / 雑
10月7日に亡くなった日本ハム元監督の大沢啓二氏、享年78。
このブログで野球に触れるのは珍しいが、彼についてはどうしても語りたい。それは、私の中で彼が「大嫌い!軽蔑する!」人から「素敵!」「カッコいい!」人へと劇的に変ったからだ。
1982年西武の広岡達朗監督が、選手の健康管理のために玄米食を主唱した。前からスマートでシャープな彼の感じが好きだったが、私自身ずっと前から玄米食を奉じていたせいもあり世間の非難をものともせぬその姿勢には敬意を覚えた。
そこへ、何たることぞ「菜っ葉を食って勝てるならヤギさんチームが優勝だ」
と言った男がいる、それは日本ハムの大沢と言う監督で「親分」の愛称があると聞いた。「ふん、常識を一歩もでぬ無知蒙昧の輩め」と軽蔑と反感で一杯になったのが、彼との最初の出会いだ。考えて見れば、ハム会社に所属するチームの監督なのだから、こう言う外ないかも知れない。
それが変ったのは、TBSの「サンデーモーニング・週刊ご意見番スポーツ」を見るようになってから。洒落た和装で、毎回違った歌を唄いながら登場する彼は、スポーツマンの美技や失策に「喝!」か「あっぱれ!」の単純明快な判定を下す。横に座る大柄で身体も発言も剛直な張本と比べると、どうしてもやさしく繊細に見える。各地に引っ張りだこで時々欠席する張本氏に引きかえ、出席率バツグンの彼だったのに、このごろ見えず、さびしく思っていたら、突然、こんなことになったとは。不調なときもあっただろうに、常に明るく振舞っていたのは、周りへの思いやりだったのだろうか。
そういえば新庄剛志が米国大リーグに行く前の90年代末、この番組で「喝」を入れられる常連だったが、大沢氏が春の阪神キャンプを訪れたとき、悪戯好きの新庄は物陰に隠れて「喝!」を浴びせて、「なんだ、今お前のことをほめていたんだよ」いかにも大沢氏らしい気配りとやさしさが表れた答で、思い出せば懐かしい。
ご冥福をお祈りします。
このブログで野球に触れるのは珍しいが、彼についてはどうしても語りたい。それは、私の中で彼が「大嫌い!軽蔑する!」人から「素敵!」「カッコいい!」人へと劇的に変ったからだ。
1982年西武の広岡達朗監督が、選手の健康管理のために玄米食を主唱した。前からスマートでシャープな彼の感じが好きだったが、私自身ずっと前から玄米食を奉じていたせいもあり世間の非難をものともせぬその姿勢には敬意を覚えた。
そこへ、何たることぞ「菜っ葉を食って勝てるならヤギさんチームが優勝だ」
と言った男がいる、それは日本ハムの大沢と言う監督で「親分」の愛称があると聞いた。「ふん、常識を一歩もでぬ無知蒙昧の輩め」と軽蔑と反感で一杯になったのが、彼との最初の出会いだ。考えて見れば、ハム会社に所属するチームの監督なのだから、こう言う外ないかも知れない。
それが変ったのは、TBSの「サンデーモーニング・週刊ご意見番スポーツ」を見るようになってから。洒落た和装で、毎回違った歌を唄いながら登場する彼は、スポーツマンの美技や失策に「喝!」か「あっぱれ!」の単純明快な判定を下す。横に座る大柄で身体も発言も剛直な張本と比べると、どうしてもやさしく繊細に見える。各地に引っ張りだこで時々欠席する張本氏に引きかえ、出席率バツグンの彼だったのに、このごろ見えず、さびしく思っていたら、突然、こんなことになったとは。不調なときもあっただろうに、常に明るく振舞っていたのは、周りへの思いやりだったのだろうか。
そういえば新庄剛志が米国大リーグに行く前の90年代末、この番組で「喝」を入れられる常連だったが、大沢氏が春の阪神キャンプを訪れたとき、悪戯好きの新庄は物陰に隠れて「喝!」を浴びせて、「なんだ、今お前のことをほめていたんだよ」いかにも大沢氏らしい気配りとやさしさが表れた答で、思い出せば懐かしい。
ご冥福をお祈りします。
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