映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
感情と金銭
2006年12月16日に「金=カネ」と言う課題で書いた文章。※
「感情と金銭」
夫婦とも気が小さいのか、借金をしたことがない。その代わりに、人に貸したことはある。
東京で勤めていた二十代のころ、月給四万円なのに、毎月一万円ずつ自然とたまり、月末には、スカンピンの同僚に貸したものだ。家賃、光熱費、食費を払った上でのことだから、自分がいかにしまりやであったか、これを書きつつ、われながら呆れている。
また、現在、ある人に百万円の貸しがある。彼は夫の旧友だが、私たちと反対に、借金の才能に長けた人らしく、悠々として、その中から息子のイギリス留学費と家族五人の渡航費を出し、平然としてこの十年間全く返す気配がない。それに抗議も、催促もしない夫も夫だが、多分余人には理解しがたいふたりの間の事情でもあるのだろう。
それを思うとヒステリーが起きそうになるので、忘れて、自分の楽しみのために出費することにする。とはいえ、やはり根が小心なので、家計に響くほどのことはしない。そういうわけで、昔四万円のうちから一万円を貯めたように、今も自然と貯金が出来ていく。それも、夫が定年前で定収入のあるわずかな間のことだろうが。
金銭に関してはこんなに固いわたしだが、こと感情に関してはだらしない点がある。色々な人に借りを作って、返さないままに疎遠になっている人も多く、それを思えば返ってこない金が多少あろうと忘れるべきだろうかとも思う。
※「金」ではなく「借金」だった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今は年金で足りず、貯金を取り崩しているので、この作文当時の生活はうらやましい。貸していた100万円は、去年半分だけ返って来た。夫は初めから当てにしていなかったらしく「奇跡だなあ・・・君の念力が通じたのかねえ」と言っている。
八木先生の講評は「しまりやは美徳。金銭にだらしが無いと、生活も荒れてくるものです。どんと貯えて、どんと使いましょう」だが授業のときは「OOさんは小金を貯め込んでいるらしいから、借りたい人は頼んでみたら~」と、笑っておられたとのこと。(2007年1月17日は風邪で欠席したのだが、教えてくれた人がいた)
→「マリの正月」13-12-8
「感情と金銭」
夫婦とも気が小さいのか、借金をしたことがない。その代わりに、人に貸したことはある。
東京で勤めていた二十代のころ、月給四万円なのに、毎月一万円ずつ自然とたまり、月末には、スカンピンの同僚に貸したものだ。家賃、光熱費、食費を払った上でのことだから、自分がいかにしまりやであったか、これを書きつつ、われながら呆れている。
また、現在、ある人に百万円の貸しがある。彼は夫の旧友だが、私たちと反対に、借金の才能に長けた人らしく、悠々として、その中から息子のイギリス留学費と家族五人の渡航費を出し、平然としてこの十年間全く返す気配がない。それに抗議も、催促もしない夫も夫だが、多分余人には理解しがたいふたりの間の事情でもあるのだろう。
それを思うとヒステリーが起きそうになるので、忘れて、自分の楽しみのために出費することにする。とはいえ、やはり根が小心なので、家計に響くほどのことはしない。そういうわけで、昔四万円のうちから一万円を貯めたように、今も自然と貯金が出来ていく。それも、夫が定年前で定収入のあるわずかな間のことだろうが。
金銭に関してはこんなに固いわたしだが、こと感情に関してはだらしない点がある。色々な人に借りを作って、返さないままに疎遠になっている人も多く、それを思えば返ってこない金が多少あろうと忘れるべきだろうかとも思う。
※「金」ではなく「借金」だった
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今は年金で足りず、貯金を取り崩しているので、この作文当時の生活はうらやましい。貸していた100万円は、去年半分だけ返って来た。夫は初めから当てにしていなかったらしく「奇跡だなあ・・・君の念力が通じたのかねえ」と言っている。
八木先生の講評は「しまりやは美徳。金銭にだらしが無いと、生活も荒れてくるものです。どんと貯えて、どんと使いましょう」だが授業のときは「OOさんは小金を貯め込んでいるらしいから、借りたい人は頼んでみたら~」と、笑っておられたとのこと。(2007年1月17日は風邪で欠席したのだが、教えてくれた人がいた)
→「マリの正月」13-12-8
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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そうですね、調べたら「金」ではなくて「借金」でした。服を買うのと旅行に行くのは、趣味の問題かな。1月の給料分を非実用品に使うことは花火を打ち上げるような爽快感があったのでしょうか。私の場合いつでも休めるような仕事しかしていないし、小遣い程度しか稼いでないというのも自立してない主婦の状況がありありで悲しい話。