映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
アニー・ジラルド 私の一本
Annie Girardot(1931-2011)
去る2月28日亡くなったアニー・ジラルドは70代に「ピアニスト」01「隠された記憶」05に出演、アルツハイマーを発症してからも自身のドキュメンタリーに出るなど、79年の生涯を女優として活動し続けた。しかし
私の中の彼女は、「愛のために死す」のヒロイン役に尽きる。1968年のフランスで、30代の高校教師が17歳の男子生徒と愛し合い、未成年誘拐罪で投獄されたりし、悲劇的な死をとげたのだが、当時は世界に吹き荒れた若者革命のシンボルとして、この恋は支持されたそうだ。17才と言っても青年は↑のように大人びており、女教師も知意を兼ね備えた、自立した女性だった。同じく生徒と関係する女教師でも2006年の「あるスキャンダルの覚え書き」では、少年につけこまれる不安定な存在として描かれていたが、1970年のこの映画では対照的だった。
私の記録を繰ると、この映画が出てこない。あれ?見たのだろうか、見てないのだろうか?同1970年、日本で作られた「その人は女教師」出目昌伸監督、岩下志麻、三船史郎主演は確かに見たと思うのだが、こちらも、記録には無い。想像し過ぎて、見たと言う偽りの記憶になったのか???
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