反骨先生

2月11日(金）
きょうは建国記念日。国民の休日になったのは1967年だ。順調なら4年生のところを、２年遅れたので私は２年生だった。初めて休日になったにも拘らず、Ｂ主任教授は予定通り卒業生の期末試験をした。自由の効く私立でなく国立だったので注目されたのか、ＴＶでＯＯ大学ではＯＯ教授が授業を行ったと報道された。なかなか骨のある先生だと、当時は話題になったが、あるいは、頑固で、急な予定変更が出来なかっただけかもしれない。学生運動が盛んな時代だったが、彼自身は「封建的な人間」と称してそれに共鳴しなかった。当時は教室に暖房がなくて、先生は分厚い外套を着たまま教壇に立っておられた。外国語の能力を買われて戦争に駆りだされ、青春を無駄にした上に、暖房費をケチるような国には恩は受けていないという思いもあったのかも知れない。