映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
【映画】モナリザ・スマイル
2003 米 120分 監督 マイク・ニューウェル 鑑賞 レンタルDVD
出演 ジュリア・ロバーツ キルステン・ダンスト マギー・ギレンホール
1953年、ボストンの名門ウェルズレー女子大。新任の教師(ジュリア・ロバーツ)と頭のいい元気な学生達の切り結ぶ関係。いわば学園もの。
しかし、こういう潜在能力の高い学生達に対して、母親、教師&学長の旧態依然ぶりが描かれており、「ウーマンリブ」が起るのも時間の問題だと思わせる。同性愛者の女教師がいるが、学生にコンドームを渡したため「腐敗分子」として解雇される。(この時期はそれ以前よりも保守化していたらしい)当時の服装(補正下着も)デート、音楽、ダンス、バー、学生新聞、TVのCM、学園の伝統行事とか、会話など細部まで再現されており、郷愁を覚える人もいるかもしれないが、
驚いたのは女性が全員スカートで一人のズボン着用者もいないこと。
もっとも私の経験によると、10年後の日本の大学(共学)で、やはり女性のズボンは200人中2人だったから異常ではないけれど。(遠足で、生駒山にスカートにハイヒールと言う装いで上った女性もいる。彼女はクラス唯一の女性だった)
キルステン・ダンスト(「マリー・アントワネット」)は、在学中に結婚するー学生の半数が既婚者なので珍しくはないがー優秀な女生徒を演じ、教師(ジュリア・ロバーツ)への尊敬と軽蔑、反撥と牽引という複雑な心境を表現している。
同じ頃(1954年)制作の木下恵介の映画「女の園」が思い出される。岸恵子、久我美子、高峰秀子らが学生を演じている。私立の女子大における人権侵害(6人部屋とか、手紙の検閲とか)とそれに対する闘争を描いていて、終始息が詰まるが、なぜか好きな映画。まだ封建的なものの残る戦後間もない日本では、木下恵介の思いいれもあってだろう、男友達は味方であり戦友として描かれるが、当時の米国では、愛する男でも、いやそれなら尚更のこと、気が許せないと言う段階に入っているようである。
※パソコンモニターでDVDが見られることが、このほど判った(何かしきりとその種のことを言っていたが、馬の耳に念仏だった)ので、早速レンタル店の会員になる。シニア割引で1週間165円!!貸出制度の初期・1986年には1000円もしたものだが・・・。引越してからは、TVに組み込まれたお仕着せプログラムから選ぶことで我慢していた。相方はあまり映画を見ていないので、結構満足していたが…。
出演 ジュリア・ロバーツ キルステン・ダンスト マギー・ギレンホール
1953年、ボストンの名門ウェルズレー女子大。新任の教師(ジュリア・ロバーツ)と頭のいい元気な学生達の切り結ぶ関係。いわば学園もの。
しかし、こういう潜在能力の高い学生達に対して、母親、教師&学長の旧態依然ぶりが描かれており、「ウーマンリブ」が起るのも時間の問題だと思わせる。同性愛者の女教師がいるが、学生にコンドームを渡したため「腐敗分子」として解雇される。(この時期はそれ以前よりも保守化していたらしい)当時の服装(補正下着も)デート、音楽、ダンス、バー、学生新聞、TVのCM、学園の伝統行事とか、会話など細部まで再現されており、郷愁を覚える人もいるかもしれないが、
驚いたのは女性が全員スカートで一人のズボン着用者もいないこと。
もっとも私の経験によると、10年後の日本の大学(共学)で、やはり女性のズボンは200人中2人だったから異常ではないけれど。(遠足で、生駒山にスカートにハイヒールと言う装いで上った女性もいる。彼女はクラス唯一の女性だった)
キルステン・ダンスト(「マリー・アントワネット」)は、在学中に結婚するー学生の半数が既婚者なので珍しくはないがー優秀な女生徒を演じ、教師(ジュリア・ロバーツ)への尊敬と軽蔑、反撥と牽引という複雑な心境を表現している。
同じ頃(1954年)制作の木下恵介の映画「女の園」が思い出される。岸恵子、久我美子、高峰秀子らが学生を演じている。私立の女子大における人権侵害(6人部屋とか、手紙の検閲とか)とそれに対する闘争を描いていて、終始息が詰まるが、なぜか好きな映画。まだ封建的なものの残る戦後間もない日本では、木下恵介の思いいれもあってだろう、男友達は味方であり戦友として描かれるが、当時の米国では、愛する男でも、いやそれなら尚更のこと、気が許せないと言う段階に入っているようである。
※パソコンモニターでDVDが見られることが、このほど判った(何かしきりとその種のことを言っていたが、馬の耳に念仏だった)ので、早速レンタル店の会員になる。シニア割引で1週間165円!!貸出制度の初期・1986年には1000円もしたものだが・・・。引越してからは、TVに組み込まれたお仕着せプログラムから選ぶことで我慢していた。相方はあまり映画を見ていないので、結構満足していたが…。
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