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八雲立つ風土記の丘

初夏を思わせる暖かさに勇気を得て、風土記の丘に行くことにした。
松江駅の南東5km弱にあり、バスで20分位、片道300円。08年の9月に訪れた時は、雷雨に襲われた上に義母も一緒だったので、車で通り過ぎただけだった。

入館料200円を払って展示学習館に入る。この付近は、奈良時代には出雲の中心で、堂々たる寺院や役所があったらしい。役人の制服も展示されていたが、中国風の豪華なものだった。紙や漢字も伝わっていたらしく(風土記が残っているのだから当然ではあるが)開けている。埴輪の素朴な感じから抱いた先入観はだいぶん違っていた。
隣の万葉植物園にも行った。梅こそ咲いているがあいにくの季節で、草花は写真でしか見られない。駐車場にオオイヌノフグリを見つけて嬉しくなった。

往復3時間の小旅行で、すっかり認識を新たにした。今は何だか取り残されたような風情だが、日本海から人と文化が渡来したあの当時、ここは日本でも進んだ土地だったのだ。

→「出雲そば」8-9-11


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