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デイケアの春祭り


義母(93歳)が通うデイケア施設で5月11日の日曜日に「春祭り」があり、3人で出かけた。

去年は習字や絵、行事でのスナップ写真も掲示してあったけれど、この1年で認知症ががくんと進行したせいか、今年は彼女の展示物がない。手芸や陶芸の教室を見た。陶芸の指導者(男性)はプールの常連であり、私に「この頃来ておられませんな」と言っていたが、3年前にやめているのに憶えていてくれたとはうれしい。

昼食時なので屋台の出雲ソバや蜆汁、カレー、コーヒー・ケーキ・ジュース・たこ焼きを、義母に付きっきりのKのところに運び、最後に売店で自家製のママレードと夏みかんを買ったが、市価の半額でお買い得だった。院長夫人やもう大きい男女の子供たちも、一家総出で明るく応対している。それに引き替え、わたしの母は生まれつき丈夫で病気知らず、消毒薬の匂いが嫌いで診察室によりつかないほどだったので、夫の片腕とはいかなかった。開業医の家族は、しかしこうあるべきではなかったのだろうか。ヘルパーが隣のテーブルを囲んでいる。「準備が大変だったでしょう?」とKがきけば「夜9時までかかりました」との答え。多分残業だったのだろう、お疲れ様でした。

※デイケア施設とは通いのリハビリ施設である。(ここではショートステイ=短期宿泊もできるのだが、義母の認知症の進行と共に嫌がってしなくなった)今は週5日、向うの車で送迎され、1日6時間ほど、ヘルパーや仲間たちと、お茶・昼食・入浴を享受、必要ならば医者にも連絡がつき、手芸やクイズで脳を刺激し、生活の質を維持し、認知症のばあいは進行を遅らせている。いわば託児所でなく託老所、幼稚園でなく老稚園とでも言うのか?経費は介護保険で1割負担なのできつくない。何よりもその間は介護者が解放されることが眼目だ。

残存知的能力
 →「義母の近況」8-5-27
 →「漢字テスト」8-8-24
デイケア施設
 →「かないませんが~」7-11-4
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (kazukokawamoto)
2014-06-03 19:00:07
のんびりした、環境のいい風景に、ご夫婦で親孝行なさって、お母様、さど喜んでいらしゃったでしょう。
目に見えるようです。私も昔、義理の母の介護して、理解できます。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2014-06-03 21:01:45
kazukokawamotoさま
コメント有難うございます。
お蔭さまで制度が整備されていい時代になりましたが、あなたのころは大変だったでしょうね。それに島根は人口密度が低いのでご覧のとおり、のんびりしています、でもその代り、早めにボケてしまいそうで、自分も要注意です。
 
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