吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

十字架の旅

2015年12月22日 | モノ

クリスマスが近いからというわけではないのですが十字架の話。

僕の手許には十字架があります。キリスト教徒ではないのですけど。
昔、骨董屋でたまたま見つけたものです。ガラクタ扱いでしたが、いやいや良い仕事です。

木製漆仕上げ螺鈿細工のつぼみ十字です。
腕と脚に穴があるのは磔刑像が付けられていた名残でしょう。

脚のところには七曜紋があります。持ち主の家紋だと思われます。
長野群馬周辺で七曜紋は望月家でしょうか?
いつかどこかでこれに会う磔刑像に出会うような気がしています。

この十字架は人から人へと旅してきて色々なことを見ているのだろうなあ。
そもそもこの作りのものがガラクタになったのだって事情があるでしょう。 
僕がこの十字架の正しい所有者だとは思わないので、本当に相応しい誰かに出会うまでは大切に持っておきましょう。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
違ったら (たいすけ)
2015-12-26 02:09:59
唐突に…違ったらすいません。昔、柏3中にいた吉倉さんでは?
返信する
正解! (吉倉(ブログ主))
2015-12-26 08:46:43
おう、正解!

そういう君は泰典かっ?
メールしてくれっ。アドレスは
pipeorgan1988あっとgmail.com あっとを@にだよ。

リンクしてる信州伊那谷大工日記は富澤だよ。
返信する

コメントを投稿