吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

夜の森

2007年12月17日 | 地域のこと
今晩は、清里の保育園の在園児および卒園児の親限定の企画で夜の森を散策しました。

この八ヶ岳の山麓は標高によってかなりデジタル(?)に気候が変わります。
上っていくと突然霧になったり、雨が雪になったりと、かなりはっきりと変化します。
清里の高原道路から少し上ると道路は突然雪に覆われます、そして今夜の散策コースもうっすらと雪が残っていました。

キープ協会のレンジャーさんから各自断熱マットを預かって牧草地に入ります。
進行方向に見える鹿の群れのお食事が一段落するのを待ってから、通称「鹿の森」へ向かいます。
そこは保育園の子供たちが遊びに行く森で、僕らも何度も行っていますが、さすがに夜は初めてです。
半月の光でも十分に明るいので、ライトは無しです。
森の地面にも雪が積もっていて、それが月の光を照り返して明るいのです。

森の中の広場で、10分間散開してそれぞれがひとりで過ごします。
僕は早々に地面にマットを敷いて横になりました。
木々の間から星や月を眺めていると、ロマンチックな気分になる間もなく睡魔が…。
集合の笛の音で気付いて良かった!
寝こけていたら大迷惑野郎になるところでした。

それから皆で車座になって、お茶とお菓子を楽しんでから帰りました。
このあたり標高1300メートルは、大型動物は鹿だけで、人間とニアミスをすることはまずありません。
何故か車だとよくぶつかりそうになるんですけどね。
冬なので虫もいません。
本当に静かな夜の森なのです。

実に気持ち良かったです。僕はやはり冬の空気が好きです。もっともあの標高では夏でも十分寒いですけど。
レンジャーさんもとても気に入ったようで、冬のうちにまたやりたいと言ってました。
参加者限定なのが残念ですが、いずれは一般も参加出来るようになるかもしれません。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しまりす)
2007-12-18 04:22:03
夜の森=恐怖(何出てくるか分からないし)
でも、ひろにゃんさんの夜の森は神秘的ですね

月明かりで散策かあ
素敵ですね

睡魔に襲われる?寒くなかったのですか?

こういう気分転換が出来るなんて
素晴らしい環境に住んでいますね

返信する
星明り (ひろなん@風琴屋)
2007-12-18 13:52:42
しまりすさん、ようこそ!

普通の長靴だったので足先が冷えたけれど、マイナス一けたくらいだったら、Tシャツに長袖の厚手のシャツそれに上着くらいで大体いけます。
高熱量エンジンなのです、よって夏はきついのです。

昨日は少し空がかすんでいましたが、空気が澄んでいる夜は星の数が全然違うのです。
月のない夜の「星明り」というのも素敵です。
返信する

コメントを投稿