では礼拝堂の中に入ってオルガンに対面です。
入り口のすぐ脇にあります。
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デジカメの能力の関係で画像が粗いです。
左側の装飾
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右側
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次は順番から言って中央なのですが、先に鍵盤下のところへ行きます。
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写真が悪くてわかりにくいのですが、左右各パネルの中央は花で、これは別パーツで出来ています。
ここは本当は、天使の顔を入れたかったのです。
よくあるモチーフで顔と羽根で天使を表現するのですね。
残念ながら技量とバランスの問題で花になりました。
直前まで決めかねていたので、その部分は空白にして作業を進めたのでした。
で、結局花を別パーツで彫って付けたのです。
で、中央
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さらに拡大
中央にはキリスト教のシンボルが入れてあります。
それを左右で支えているのは植物(アカンサス)で出来たイルカです。わかりますかね?
一種のグロテスクです。
植物のイルカはヨーロッパの噴水の彫刻なんかでもよく見られます。
イルカは魚の王でもあり(昔は魚扱い)、魚(ギリシャ語でイクトゥス)はイエス・キリストを示します。詳しくは書くのは面倒なので略っ。
その十数年後、イルカのモチーフをオルガンに見つけました。
ドイツはシュマルカルデン。
僕が最も好きなオルガンのひとつです。
シュマルカルデンのオルガン
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イルカ、わかりますか?
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時には自分のスタートラインを振り返ってみるのも良いことですね。
来た道を振り返り、そしてまた前へ進むのです。
入り口のすぐ脇にあります。
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デジカメの能力の関係で画像が粗いです。
左側の装飾
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右側
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次は順番から言って中央なのですが、先に鍵盤下のところへ行きます。
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写真が悪くてわかりにくいのですが、左右各パネルの中央は花で、これは別パーツで出来ています。
ここは本当は、天使の顔を入れたかったのです。
よくあるモチーフで顔と羽根で天使を表現するのですね。
残念ながら技量とバランスの問題で花になりました。
直前まで決めかねていたので、その部分は空白にして作業を進めたのでした。
で、結局花を別パーツで彫って付けたのです。
で、中央
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中央にはキリスト教のシンボルが入れてあります。
それを左右で支えているのは植物(アカンサス)で出来たイルカです。わかりますかね?
一種のグロテスクです。
植物のイルカはヨーロッパの噴水の彫刻なんかでもよく見られます。
イルカは魚の王でもあり(昔は魚扱い)、魚(ギリシャ語でイクトゥス)はイエス・キリストを示します。詳しくは書くのは面倒なので略っ。
その十数年後、イルカのモチーフをオルガンに見つけました。
ドイツはシュマルカルデン。
僕が最も好きなオルガンのひとつです。
シュマルカルデンのオルガン
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イルカ、わかりますか?
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時には自分のスタートラインを振り返ってみるのも良いことですね。
来た道を振り返り、そしてまた前へ進むのです。
考えてみれば、この時マホガニーを使って作ったのに、着色料はウォルナットでした。
マホガニーはほのかなピンクで好きな感じでしたが、これ塗ってみるとえらく暗い感じがして。
内緒ですが、あまり気に入らない色だったので、こっそりマホガニーとウォルナットの色を混ぜて使いました。
少し艶やかさをイメージしたのですが、思ったよりそのイメージが出ていなかったのが残念。
というわけでripienoさん、ようこそ!
マホガニーは地色が時間とともにかなり変わるので着色は難しいですね。
あの頃は毎回試行錯誤でした。
暗い場所なのでかなりライティングを工夫しないと色目は判断出来ません。
空調ナシの小さなチャペル、スカスカのドア一枚で外。
これほど過酷な環境にあるオルガンは珍しいです。
環境テストのようです。
でも、これはある意味「歴史的に最も正しい」環境かもしれません。
自然の環境変化よりも人工的な環境コントロールの方が実はオルガンにとっては良くないのかも知れません。
見る限り、状態はそう悪くありません。
こんな実例を見ることもなかなか出来ない経験ですね。