●五体俳句389・肱5・佐藤麻績1・2018-7-24(火)
○「わが椅子に肱あることも夜の秋」(佐藤麻績1)
○季語(夜の秋・晩夏)(「俳句201607」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:どうやらこの句では自らの五体よりも「わが椅子」が主役のようです。肱があっても腕があっても、掌があったとしても「わが椅子」は晩夏の涼し気な夜を軋み喜んでいます。
●佐藤麻績(さとうおみ)
○好きな一句「顔の汗草に落してひかりけり」(『揺曳』)2
○季語(汗・三夏)
【Profile】:1938年東京都出身。1983年、→進藤一考に師事、「人」入会。1985年新人賞、1988年結社賞。1991年編集長。2004年より主宰継承。俳人協会評議員、俳人協会千葉支部幹事。
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