●五感俳句377・冷感24・橋本多佳子6・2018-4-30(月)
○「夜具の下畳つめたき四月尽」(『紅絲』1951)(→橋本多佳子6)
○季語(四月尽・晩春)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:布団の下の畳の冷たさ。この畳こそが晩春の冷たさの代表選手ともいうべきでしょう。四月が尽きんとしています。
■橋本多佳子の既出句6句です。今回の句から季感順に並べてみました。
①「夜具の下畳つめたき四月尽」(晩春)『紅絲(1951)』20180430五感377冷感24
②「罌粟ひらく髪の先まで寂しきとき」(初夏)『紅絲(1951)』20120529五体79髪5
③「あぢさゐやきのふの手紙はや古ぶ」(仲夏)『紅絲(1951)』20150612特集230言葉5・紙9
④「炎天の梯子昏きにかつぎ入る」(晩夏)『紅絲(1951)』20120809方法89行為者隠蔽4
⑤「乳母車夏の怒濤によこむきに」(三夏)『紅絲(1951)』20110828好きな一句
⑥「いなびかり北よりすれば北を見る」(三秋)『紅絲(1951)』20110828次元56方位(空間)3
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