○方法俳句346・数詞効果21・小河洋二1・2017-9-2(土)
○「甌穴の二百三百水澄めり」(小河洋二1)
○季語(水澄む・秋)(「俳句界201310」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:川の流れと石によって作られた甌穴(おうけつ)(河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴)。三百ほどの甌穴群を詠んでいますから、轟甌穴群(とどろおうけつぐん)(愛媛県北宇和郡)と特定させていただきます。そのすべての甌穴の水が秋の色なのです。
●小河洋二(おがわようじ)
○好きな一句「潮風のかすかに届く墓洗ふ」(『延命水』2014)2
○季語(墓洗ふ・秋)(「俳句界201507」より引用)
【Profile】:1935年、兵庫県神戸市出身。1991年、「ひこばえ」参加。→横山美代子に師事。1998年、「ひこばえ」新人賞受賞。「ひこばえ」同人。2008年、「ひこばえ」副主宰。2009年、「ひこばえ」主宰継承。俳人協会評議員。大阪俳人クラブ理事。
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小河洋二掲載句
03一鳥の声ほろほろと仏生会(仏生会・晩春)〈五感473・聴覚117〉2020/4/8
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