●特集俳句376・家具俳句5=机・山本鬼之介1・2018-4-27(金)
○「春塵の机上に指の恨み言」(山本鬼之介1)
○季語(春塵・三春)(「俳句201605」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:軽妙な情景と解釈しましょう。この「恨み言」は机の薄埃を指でなぞって書かれたもの。「きらい」などと。「きらい」は「すき」のはじまりです。
●山本鬼之介(やまもときのすけ)
○好きな一句「木杯にのこる歯型や夜の秋」(「面」114号「マネキン」200句)2
○季語(夜の秋・晩夏)(→「週刊俳句 Haiku Weekly」より引用)※「木杯」:木製のさかずき
【Profile】:1938年東京都杉並区出身。1971年「水明」に入会。「俳句研究」1973年3月号の雑詠欄で、選者の→三橋敏雄の一位推薦を獲得。→西東三鬼門下の実兄・→山本紫黄に兄事。1974年「面」同人。現代俳句協会会員。
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山本鬼之介掲載句
03四阿に組む脚美し夏帽子(夏帽子・三夏)〈特集437・美し俳句2-6〉2019/6/28
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