○五感俳句589・酔い3・三浦恒礼子01・2022-06-27(月)
○「さなぶりの酔眼こぼれ飯ひろふ」(『三浦恒礼子集』1982)(三浦恒礼子01)
○季語(さなぶり・仲夏)(「→俳人協会・俳句文学館>今日の一句」より引用)※早苗饗(さなぶり):田植を終って田の神を送る祭。転じて田植の仕舞の祝宴、休み日をいう。【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:田植後の宴席。畳に零れた握飯の一粒を拾って口に入れる。酔ったうえでの行為ではない。飯の一粒一粒が愛おしいのだ。
○三浦恒礼子(みうらこうれいし)(1906~1990)
○好きな一句「歳晩の大戸の前の濤暮るる」(『三浦恒礼子集』1982)02
○季語(歳晩・暮)(引用同上)
【Profile】:→皆吉爽雨に師事。「雪解」同人。爽雨のすすめにより「椿」を創刊主宰した。
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