○五感俳句594・質感78重37・金澤諒和01・2022-08-01(月)
○「蟬落ちて蟬の重さとなりにけり」(金澤諒和01)(第5回星野立子新人賞受賞「静かな器」50句中の1句)
○季語(蟬・晩夏)(「俳句201703」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:落ちる前は蟬の重さではなかった。落ちる前は蟬の重さより軽かったのか、重かったのか。いずれにしろ落ちる前は蟬の重さではなかったのだ。
○金澤諒和(かなざわりょうかん)
○好きな一句「母といふ静かな器白日傘」02(同上)
○季語(白日傘・三夏)(引用同上)
【Profile】:1971年神奈川県出身。20113年より句作開始。「古志」同人。「澤」「花鶏」会員。「静かな器」50句により第5回→星野立子賞新人賞受賞。
父祖伝来の難聴なので、夫婦の会話さえままならないが、ここのところの蝉時雨は凄まじいものがある。 8月に入ってピークですが、これもあと2週間。 お盆の頃には勢いが弱くなって「残る蝉」となってしまうので哀れ。
句の上達と世間の安寧を願って近くの阿弥陀堂様に日産。 背後に控える森が唸っている。