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お気入俳人の俳句鑑賞します。
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俳句付きイラストを描きます。

■五感俳句594「蟬落ちて蟬の重さとなりにけり」(金澤諒和)

2022-08-01 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句594・質感78重37・金澤諒和01・2022-08-01(月)
○「蟬落ちて蟬の重さとなりにけり」(金澤諒和01)(第5回星野立子新人賞受賞「静かな器」50句中の1句)
○季語(蟬・晩夏)(「俳句201703」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:落ちる前は蟬の重さではなかった。落ちる前は蟬の重さより軽かったのか、重かったのか。いずれにしろ落ちる前は蟬の重さではなかったのだ。

金澤諒和(かなざわりょうかん)
○好きな一句「母といふ静かな器白日傘」02(同上)
○季語(白日傘・三夏)(引用同上)

【Profile】:1971年神奈川県出身。20113年より句作開始。「古志」同人。「」「花鶏」会員。「静かな器」50句により第5回→星野立子賞新人賞受賞。


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2 コメント

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難聴でも・・・・ (矢浦詠正)
2022-08-01 11:13:24
     全山を唸り崩して蝉時雨

 父祖伝来の難聴なので、夫婦の会話さえままならないが、ここのところの蝉時雨は凄まじいものがある。 8月に入ってピークですが、これもあと2週間。 お盆の頃には勢いが弱くなって「残る蝉」となってしまうので哀れ。
 句の上達と世間の安寧を願って近くの阿弥陀堂様に日産。 背後に控える森が唸っている。
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好きな一句です。 (鎌田透次)
2022-08-02 09:11:27
季語「蟬時雨」の好きな一句です。「蟬時雨子は担送車に追ひつけず」(石橋秀野)。<(_ _)>。
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