まっちーの雑記帖

猫、メタル、バリアフリー、政治など。高知市の外れに住んでます。高知の話題もちょっと。

【本】道化師の蝶

2012年02月24日 | その他
いわずとしれた今回の芥川賞の受賞作です。

何か古い人たちがうるさく言って、挙句の果てに審査員を辞めるとか言い出すので、そんなに面白い本なのかなぁ?と思って、生まれて初めて文藝春秋という雑誌を買ってきました。

もひとつの「共喰い」というのはあまり興味を持てなかったので読んでません。

「道化師の蝶」は、ひとことで言うと、読んでる時間がとても楽しい小説です。

読み終えたくないので、少しずつ読んで、今日はこれくらいにしておかないと楽しい日が早く済んでしまっちゃうよ、と自分に言い聞かせながら読みました。

2ページくらい読んでは、余韻にひたり、思いを飛ばし(決して考えたりしない)、楽しい気分で一日を過ごす。。。ああ、なんて幸せなんだろう・・・

「わたし」がたくさん出てくるけど、「わたし」が何なのか分からない。分からなくてもいい。男の人と思ってたら違うような気もするし。違う人物になったかと思うと同じ人なのかもしれない。ここの「わたし」はどの「わたし」だろう?と一瞬思うけど、読み返して確かめたりしない。人物ではないかもしれない。それもどうでもいいような気がして楽しい。


言語学、料理、刺繍、編み物、宝石の加工?など、どれもが興味深いし、これらの底の部分(?成り立ち)は同じなのかな~と思ってしまう。
枝葉を切り落として。。。無活用ラテン語。。。
突然、フラクタルなどいう単語が頭に浮かぶ。
パソコンの機械語などの仕組みも同じなんじゃないかしら?


あ~あ、でも、読み終わっちゃいました。


え?ストーリー?
あったのかな?

さてこそ以上。
↑これって、口癖になりそうよ♪

コメント (2)
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