昨日は映画を観てきました。
モンゴルの映画です。
ずっと前のやはり自主上映の映画「ある子供」の時に予告編を見て以来、楽しみにしていた映画です。
素朴な映画です。
だけど、なかに描かれている遊牧民の一家の生活のなんと豊かなこと!
豊かというのは食べる物も着る物も住む家も自分達の手で作っていくその作業の中に感じました。
一日の充実した時間がある。
親子の愛情もあふれるほどにある。お父さんもお母さんも子供たちを何かといえば抱きしめる。羨ましいなあ。言葉は少なくても、しっかり愛されてる事は伝わっていくよね。
ナンサがお手伝いの途中で犬を拾ってきても、(言いつけられたお手伝いはほとんど出来てなかったけど)お母さんは怒らない。
お父さんも犬はウチでは飼えないと言うけれど、決して怒鳴ったり力ずくで犬(ナンサがツォーホルと名前をつけました)を子供から取り上げようとはしない。
ナンサも、だからこそお父さんの言う事の重みを感じているに違いない。
ナンサと妹ナーナー、弟おチビちゃんの3人が、可愛すぎ!!!
本当の遊牧生活をしている一家だそうです。
演技している風にみえるところは全くありません。
ドキュメンタリーかと思うくらい、皆さん、カメラを全く意識してませんねー。
この一家にここまで馴染むのに2ヶ月間、少し離れたところで同じようにキャンプをはって撮影したそうです。
監督さんはモンゴルの女性です。この作品はシナリオも書きました。
前作の「らくだの涙」は原作があったそうです。
この後、犬とナンサはどうなるのかは書きません。
タイトル。原題は「The Cave of the Yellow Dog」。モンゴルに伝わる民話「黄色い犬の伝説」からだそうです。
ナンサが迷子になった時に出会ったおばあさんに「その犬が黄色い犬にならなくてよかったね。」と言われました。その意味を考え中です。。。
黄色い犬の伝説
むかしむかし、お金持ちの家族がいました。ある日、その家の美しい娘が重い病気になってしまいました。どんな薬を飲んでも治りません。父親は高僧に相談に行きました。高僧は「黄色い犬を飼っているだろう。その犬を追い払わなければならない。」と言います。父親は「どうして、家の役に立っている犬を追い払わなければならないのか。」と尋ねますが、高僧は「聞かれたから言ったまでだ。」と理由は教えてくれません。父親は犬を殺すなんて出来ないので、洞穴に隠しました。毎日、こっそりと肉を持って行きます。ある日、犬の姿は消えていました。すると、娘の病気も治りました。実は娘は恋をしていたのでした。貧しい若者との恋を黄色い犬がじゃましていたのです。若者と会えるようになった娘はやがて結婚して幸せになったという事です。
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