ぽかぽか四国でニコニコブログ

気軽に綴れるブログをはじめてみました。

ゆずの里発電所の実現へむけて

2013-11-03 22:01:39 | 自然エネルギー

東京弁護士会の公害・環境部会の有志の弁護士さんたちが、「地域再エネを応援したい」というので、那賀町(旧木頭村)の「(株)きとうむら」が手掛ける「ゆずの里発電所」のソーラー発電所(500kW)予定地と、小水力発電所建設に向けて流量を調査中の東蝉谷を案内しました。

「ゆずの里発電所」は、「佐那河内みつばちソーラー発電所」に次ぐ地域ハッピーソーラーの第2弾で、寄付金を一口1万円で集め、順調に発電すれば、地域の特産品などで寄付者にお礼をする、という方法(スキーム)です。ダムなき村の振興を、とがんばる「(株)きとうむら」は、旧村民の5人に一人が株主という、まさに地域の人々がつくった株式会社です。

旧木頭村でも、500kWのパネルを置ける日当たりのよい土地が見つかってよかったです。

この日参加してくれた弁護士さんには「八ッ場ダム」訴訟の弁護団の方もいらしたので、「細川内ダム反対運動資料館」をご案内しました。本物の「むしろ旗」も保存されており、久しぶりに訪れてまた新しい感動がありました。これからも全国で続くであろう『ダム問題』に、建設中止を実現させた「成果」を残す資料館は大変貴重だと思いました。

藤田村長とともに運動の中心的役割を担ってこられた田村さんご夫妻と記念写真をとりました。田村さんは無農薬で除草剤も使用せずに、450本の柚子を管理されていて、先日お手伝いに伺ったばかりです。いつまでもお元気でいらっしゃいますように。


ミニソーラーが発電開始!

2013-04-30 18:57:26 | 自然エネルギー

家族・友人と3人で出資し、カフェの屋根を借りてミニソーラー発電所が動き始めました。

10.56kWで総工費約337万円。四国電力への接続費用は別途10万ほどかかりました。1kWh発電すると40円の収入になります。年間約37万円ほど回収できる見込みです。屋根の上に貯金をしているのと同じですね。これに保険を掛けたりもするし、固定資産税も必要なので結構経費もかかりますが、太陽で発電すると火力発電の電気が減ります。原発はもちろん動いてほしくありませんしね。

10年たつと経費はほとんど回収できて、年金のように働いてくれるはずです。

満開のソメイヨシノとミモザがきれいな日に、業者さんが向いの屋根の上から撮ってくれました。


棚田のレンゲソーラー

2013-04-29 19:28:28 | 自然エネルギー

佐那河内のレンゲ畑です。

徳島再エネ協議会とCエネの会で、支援金を募集して、佐那河内で100kWほどのソーラー発電所を作ろうと計画中です。

利益はレンゲの種代にし、ミツバチを育てて特産品をつくり、支援金に対しては農産品でお礼をしていく、というスキームです。

パンフレットチームとして徳島市内のお寺の和尚さんと準備しています。きれいな写真が撮れてパンフに使えそうで良かったです。


全国小水力発電サミットとバイオマス

2013-02-17 22:44:30 | 自然エネルギー

第3回全国小水力発電サミットが岐阜県中津川市(16日)、恵那市(17日)で行われました。

基調講演は「森の聞き書き甲子園」を主宰されている澁澤寿一さん。「文明」や「豊かさとは?」を問いかけるお話でした。「小水力」の話より、「バイオマス」の話が多く出てきました。

 渋澤さんによるエネルギー利用の位置づけの興味深い図です。経済性の高いもの~「幸せ」度の高いものと順番に並んでいます。

左から「火力・原子力発電」→「風力・太陽光発電」→「バイオマス発電」→「木質熱利用」→「小水力発電」→「薪ビジネス」→「木の駅」→「個人の薪利用」となっています。う~ん、なるほど。

17日の第2分科会では徳島からも豊岡事務局長が事例報告として協議会の立ち上げと現在の取り組みを話しました。私は分担して、第4分科会に参加しました。阿南高専の学生さんが「小水力アイデアコンテスト」の取り組みを発表しました。若い人が頑張る様子には元気をもらえます!

 

これは、帰り道に立ち寄った小里川第3発電所の水車と発電機です。最大224kW。現在は使われていません。

 

基調講演でも紹介された「木の駅」プロジェクトは、高知県の「土佐の森救援隊」が「C材で晩酌を!」とキャッチフレーズに、森に眠っている放置間伐材を軽トラで持ってきてもらい、地域通貨に変えてその地域を元気にしていこう!という仕組みからヒントを得たそうです。今は全国20箇所近くに広がっているとか!間伐材は温泉などの薪ボイラーに使われています。

帰りに、木の駅プロジェクトをやっている「花白温泉」に行ってきました。

ここのポイラーは国産のATOというもので、二次燃焼室のない簡単なものでした。

ほかに国産では「ガシュファイヤー」というボイラーが、まあまあの実績を上げていて、高知県伊野町の「くらうど」という温泉施設でも3台が活躍しています。三好市でもこの機種をたくさん導入すると聞きました。バイオマス利用が広がって、森が活性化するといいですね。

下の写真は昨年末に「くらうど」で見せていただいたガシュファイアーです。担当のFさんにとても親切にいろいろ説明していただきました。頑張っておられるのがよくわかりました。(写真は夫です)

この4月に 吉野川市から払い下げを受ける予定の「美郷温泉」の老朽化したボイラーをどうするか、性能の面では欧州製がダントツに優れているらしく、導入時期のこともあって悩んでいるのですが、とても参考になりました。次回は、薪を作るところを見せていただこうと思っています。


再エネセミナーのお知らせ

2013-02-13 23:05:09 | 自然エネルギー

来週の再エネセミナーのお知らせです。町興しのヒントになるかもしれません。

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自治体への事業提案と検討
~地域に貢献する再生可能エネルギー事業とは?~

再生可能エネルギー買取制度の導入より半年が経ち、
メガソーラーをはじめ様々な事業が動き始めました。
今後、買取価格も変動する中で、徳島でのさらなる事業化にむけて、具体的な事業計画をシュミレーションします。
地域経済に貢献する再エネ事業とはどのような形なのでしょうか?
金融機関、自治体、市民の役割はなんでしょう?
国の第一線で関わるみなさんをお招きして考えます。

2/21 13:30~16:30
■ 場 所 : とくぎんトモニプラザ4F会議室3
徳島市徳島町城内2番地1 088-625-3852


1.基調講演
「再生可能エネルギー事業とそのファイナンスについて(基礎編)」
                                  風間 和彦氏 

 プロフィール)プロジェクト・ソフィア&コンサルティング社・代表
「プロジェクトファイナンス」を中心とした設備投資案件に係る資金調達業務に特化。大手銀行のプロジェクトファイナンス部隊に勤務していた頃を含めてファイナンス実績多数。これまで担当したセクターは、電力、再生可能エネルギー、石油・石油化学・LNG等のエネルギー関連、非鉄、通信、廃棄物処理、国内PFI等。担当地域は、日本、ロシア、東欧、北アフリカ、東南アジア等。

2.自治体への提案(風力、太陽光、小水力)     再エネ協議会

アドバイザー:風間和彦氏(金融)

         斉藤純夫氏(技術)

プロフィール)エネルギー企業に19年間勤務し、風力発電関連業務に6年間従事。国内外のサイト開発・発電量シミュレーション、風力発電予防保全技術開発、シミュレーション技術による風力発電故障解析を行う。
2011年4月、ウィンドコネクト株式会社を創業。地域に根差した風力発電や自然エネルギーを普及させること、風力発電の乱開発・回らない風車を無くすことを目的に活動している。

コーディネーター:谷口信雄氏
プロフィール)東京都職員・自然エネルギーまちづくりアドバイザー・
総務省緑の分権改革第4分科会委員・環境省地球温暖化対策技術開発評価委員・
徳島再生可能エネルギー協議会アドバイザーなどを務めている。

◇お問い合わせ 070-5687-2375(徳島再生可能エネルギー協議会)
主催:徳島再生可能エネルギー協議会 / 徳島地域エネルギー
共催:徳島小水力利用推進協議会/ Cエネの会 協力:徳島県 / 佐那河内村

■ 対 象 : 一般投資家、金融機関、自治体担当者など
■ 参加費無料 *会場は40名です。お早めにお越し下さい。