歴代総理大臣9名を輩出し、あの2009年の政権交代の嵐の吹き荒れた総選挙でさえ動じなかったという保守王国・山口で、飯田哲也さんが知事選大善戦でした。(気になって沖縄の帰りに山口に寄りました。新幹線に乗った途端に夫から山本さん当選確実の報が入りました・・・・)
自・公推薦、100以上のの組織、現職知事や市町村長が全面的にサポートした山本氏を相手に、全くの組織を持たない飯田さんが立ち上がりました。彼の経歴を知る者としては、知事になれば確実に地域の経済モデルができると確信していたので、この決意表明後20日+選挙戦17日間は、とてもいい夢を見させていただきました。全国に散らばる山口出身の大学の同級生約10名にも全員に電話をして家族の票をお願いしました。30年ぶりの友人もとてもいい感じで応じてくれたのですが…。
敗戦の報を受けた時はがっかりしましたが、支持者が待つ会場に現れた飯田さんのすがすがしい言葉には感動しました。「山口県民を誇りに思います。」「これは終わりでなく始まりです。」拍手が鳴りやみません。新しくできた山口県内のネットワークを大事に、新しいことを始めるとか。楽しみです。
知事選とはレベルが違うのですが、2003年の山川町長選、勇気を振り絞って戦ったことを思い出しました。金権選挙の横行する町で盤石の現職に組織なくボランティアとカンパで戦ったさわやかな選挙でした。有権者約9000人の町で、100名ものボランティアが参加してくれました。苦しかったけど楽しかったですね。あの時支えてくださった方がいて、私は今も心が元気でいられるのですね。
初心を思い出させてくれ、夢を持つことの素晴らしさ、尊さを教えてくれた山口知事選挙、私の呼びかけに応じて徳島から電話かけをしてくれたみなさん、ありがとうございました。