ぽかぽか四国でニコニコブログ

気軽に綴れるブログをはじめてみました。

佐那河内で仔犬に出会う

2012-11-19 23:50:23 | 日記

小水力を中心とするエネルギー調査隊の準備作業で、夜に佐那河内入りしました。役場の駐車場前で屯していて、建物に入ろうとすると、倉庫で何やら「キュンキュン」と鳴き声が・・・・。「仔犬やな」と探してみると、すだちのコンテナの中で、かわいいのが啼いていました。

明日、保健所が取りに来る、ということなので、とりあえず飼い主を探そうと持って帰りました。

キュートな瞳の女の子です。とてもおとなしく、賢そうです。

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調査隊の方は、この日は8班に分かれ、各集会所で、水のあるところなどを地図に落としました。

村の人たち、それぞれにお忙しい中、急な調査へのご協力は大変だろうと思いますが、ご都合をつけてくださる方々に感謝です。中には23日の調査日までに草刈をしてくださるという方まで!明日の佐那河内の子どもたちにとっても、いいものになりますように。


小春日和

2012-11-19 14:09:15 | 日記

1年で一番好きな日は小春日和の今日のような日です。以前「小春日和」とは、まるで春になったような早春の暖かい1~2月の日のことかと勘違いしていたのですが、11月の今日のような日のことだそうです。

そしてこの日に家で家事ができたら最高! 洗濯物やお布団を干したりたたんだり、コトコトと煮物をしたり。小さいけれど、大きな幸せです。

お天気が良いので土曜日の柚子の記念撮影と、この冬もお世話になるクッキング薪ストーブもついでに撮しました。明日から週末のエネルギー調査のことで慌ただしくなります。

 


土砂降りの柚狩り

2012-11-17 21:14:22 | 日記

10年以上前に木屋平の診療所に通っていた夫が、仲良くなった村の人達とザンビアに水道工事などの支援に行ったことをきっかけに、無農薬のゆず農園で育てた柚の収益をザンビアに送る活動(わらびの会主催)がずっと続いています。

昨年は東日本震災に10万円、ザンビアに10万円送金、今年は20万円送金の予定だそうです。

毎年11月の第2日曜日がボランティアを募集しての「柚狩り」なのですが、雨のためこの日に延期になりました。久しぶりに主催事業のない週末ということで、張り切って出かけましたが、朝は小降りだった雨が、11時頃から本格化、土砂降りの中の作業となりました。

木屋平は紅葉が綺麗で、わらびの会の方たちの手作りのお団子、カレー、「柚りっ子」の社長さんの手づくりぜんざいが美味しくて、食べ過ぎの一日となりました。

ちなみに、私はぜんざいに目がなく、大学時代は冬中、100円の学食ぜんざい(あっさりして美味しかった!)を毎日食べ、学友から「ぜんざいますちゃん」と呼ばれていました。


佐那河内の良いものを自ら(水から)探す

2012-11-09 00:08:55 | 自然エネルギー

素敵な佐那河内村。たたずまいの良さは、看板がない、というのも大きな要因でしょうか?

その佐那河内で、「地元の良いものを探していく」という試みが始まります。

きっかけは再エネ協議会の理事である村長さんが、「エネルギーや食料で自立した村をつくりたい」ということを役場の産業課のみなさんと考えてこられたことでした。全国の専門家の方々もお手伝いしてくださることになり、受け入れを再エネ協議会がお世話します。役場主導で始まりますが、最終的には村の人たちがいきいきと取り組んでくださるように自然になっていくといいなと思っています。

この日は、水俣の「地元学」を全国に、そして世界にも発信している吉本哲郎先生のご指導により、「地域のあるもの探し」のノウハウを学ばせていただきました。

写真は家の周りの畑でいろいろなものを作ってほぼ自給自足をされているSさんにインタビューする吉本先生。私の班も同じ方にインタビューしたのですが、吉本先生の話を聞き出す力はすごい!!ということが、わかりました。(当たり前ですね)

私たちのインタビューは、新聞記者さんが聞いているのと同じようなQ&A的な感じになるのですが、吉本先生の手にかかると、村の人の人生が滲み出てきてそれはそれは感動的なストーリーが出来上がるのです!

午前中に村内を歩いて、インタビューして写真を撮る、午後は写真をプリントし、聞いたこと、事実のみをコメントして、記録を模造紙いっぱいに仕上げていきます。この作業が結構大変で、2時間の調査に記録は4時間もかかりました。

前晩は、村の古民家に泊まっていただき、世が耽るまで和やかな懇親会でした。そして山川まで帰り、帰宅後5時間で、翌朝はまた佐那河内入りし、朝ごはんをつくりました(写真)。急なイベントで都合がつかない人が多かったけれど、なんとかいろいろ無理してくれたみなさんのおかげで無事に終わってホッとしています。

 

吉本先生は、うちの旦那の宮崎大学の大先輩で、彼も佐那河内まで会いに行き、夜の講演、交流会を愉快に過ごしました。「苦しい時は笑顔」「美しく誤解させること」「冗談でもの事を考えて、実行するときは慎重に」など、示唆に富んだ吉本語録にうなるひとときでした。


タヌキ出現

2012-11-04 00:47:51 | 日記

夜中に犬が騒いでいたので外に出ると、たぬきが追い詰められていた。慌てて犬を繋ぎ(庭で放し飼いをしています)、たぬきを保護しようと餌で釣ってみたが、高級な鳴門金時も効果なし、いつの間にかいなくなっていた。車にはねられなければいいのだが・・・。

綺麗な目を見ていたら、ずいぶん前に保護したフクロウの「ほうすけ」を思い出し、当時の吉野川便りに載せた記事を探してみた。珍しく、姫野さんに褒められた文章。2004年の冬。

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少し前、診療所に患者さんが弱ったフクロウの子どもを連れてきた。

動物の病院ではないのだけれど、弱った動物や捨て犬捨て猫がよくやってくるのである。

子ふくろうは、巣立ったものの自分でえさが取れなかったのか、家の前に倒れて(?)いたのだという。止まり木に止まるもやっとだったフクロウは、えさもよく食べ、日に日に元気になっていった。

野生のフクロウを見るのは初めてだった。チャームポイントは目。「キミの瞳は1万ボルト」という言葉はフクロウのためにあるといっても過言ではない。狭い我が家のリビングのまん中で幅をきかし、知らずに家に入った友人を「ぎゃっ!!」と驚かせた。「ただいま!」と玄関を開けると180度回転する不思議なクビで前向きのようなうしろ向き(?)で迎えてくれた。

「ほうすけ」と名付け、夫と娘が交代でえさをやっては飽きずに眺めていた。娘をして「おかあさん、悪い政治家もほうすけと10分にらめっこすればきっと改心するよ。」(夫曰く「それは無理だ。」)と言わせるほど哲学的な深いきれいな目をしていた。

2~3週間ほどたったある真夜中、元気になったほうすけがばたばたと檻の中で暴れ出した。フクロウは夜行性だ。外に出して檻のドアを開けると「ビュ~ン!」と東の空に飛んでいった(そうだ)。(私は寝てたので見ていません。)

翌々日、雪が積もった。ほうすけは森に還ってちゃんと獲物を捕っているだろうか?

森が豊かでありますように祈る気持ちでいっぱいだ。