読売新聞社グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄さんが、今日の未明に肺炎のため亡くなった。
98歳だった。
渡辺さんは政治記者として活躍後、読売新聞の社長に就任。
生涯主筆として読売新聞の社論を引っ張った。
巨人軍のオーナーにも就任し、球界にも大きな影響力を持った。
東大哲学科を卒業しており、在学中は東大の共産党細胞で活動した。
その後、離党。
政治記者としては大野伴睦と親交を深め、自民党に食い込む。
中曽根康弘首相や安倍晋三首相と親しかった。
読売新聞では絶対的な力を持ち、支配した。
誰も逆らう者はいなかった。
僕が現役時代にナベツネについて印象に残っていることがある。
東大哲学科でナベツネの先輩に当たる大阪・読売テレビの青山社長が、週刊現代のインタビューに応じ、ナベツネ批判とも取れる記事が出た。
青山社長は「洋服の青山」社長の兄で、豪放磊落で大変面白い人だった。
これはオモロイことになると思ったが、青山社長はすぐに批判などしていないと否定した。
その時にナベツネの力を再認識した。
それくらいナベツネは"独裁者″だったいうことだ。
合掌。
そうでしたね。巨人が勝つためには何でもしましたね。虎吉として、いつも腹を立ててました。僕も読売新聞とは無縁でした。
黒田清さん、大丈夫かなと心配してたら、案の定ナベツネに切られましたね。彼にについて出たのが大谷昭宏。やはり異論は許さない独裁者でした。
故に一度足りも読売新聞を購買したことはありません、が、安息をお祈りします。
こんな人はもう出ないでしょうね。最後のドンですかね。読売新聞もやっとナベツネから解放されたかな。次に最高権力者なる人は多分、普通の人でしょうね(笑)。
それだけ稀有な人でした。
自民党も一党支配から転落して、並みの政党になった。それと関連づけるのは僕だけかな?
いずれにしても、一つの時代が終わりましたね。
それは確かでしょう。
それを見て 98才現役 ナベツネ氏は妖怪だとコメント入れたのが
1週間前でしたので驚きました。
最後まで読売グループのドンでしたね。
はるか昔に鬼籍に入った もう歴史上の人物にも ナベツネ氏は若き記者時代に接しており
貴重な話が聞けました。最後まで頭がしっかりしていましたね。
戦前戦後の 生々しい政界を語れる人がいなくなりました。