ばらえ亭

暮らしの中に笑いがあればいつもハッピー!

氷室饅頭

2010-07-01 | 金沢
7月1日やー

越山甘清堂


氷室
7月1日は加賀藩が氷室に貯蔵していた氷を幕府に献上していた日で
この日に麦饅頭を食べると夏場を無病息災で過ごせるという習わしがあります
金沢ではこの日になると多くの店頭に氷室饅頭が並びます

■なぜ「まんじゅう」
氷室まんじゅうは五代藩主前田綱紀公のとき享保年間に片町の生菓子屋道願屋彦兵衛の創案
陰暦6月朔日宮中の節会(せちえ)のときに桐の二重長持ちに入れて倉谷山の雪を将軍家に献上したのにちなんでいます
饅頭というのは「よろずのかしら」だから縁起も良く
また麦は雪に耐えて人に踏まれて、ビタミンもたくさんあって体にいいことからそれを氷室の日に食べたようです。
また、もともと農家の麦の収穫期である6月に
塩味の麦饅頭を娘の嫁ぎ先に持っていったのが一般
それをヒントに金沢の菓子屋が氷室と同じ時期のものだからと
餡を入れて氷室まんじゅうとして商品化し売るようになったという説もあるようです

饅頭は酒まんじゅうになりましたが
今でも家庭ではもちろん嫁入り先に持参して親戚・知人・近隣に分贈したり
会社・役所・商店などでは従業員に配ったりしています。
一部ではまんじゅうにあんずや竹輪、米などを添える習慣のあるところもあります

                    金沢生菓子専門店会「和菓子の栞」より


2、3日前に母が「お饅頭送るかー」とで言いましたが
「暑いからいらんよー」〔いらないよー〕
「そうぅ」と母
[ついこの前総長のついたお餅を宅配で届けたと思ったらもうこの季節]

昔は〔長野へ来た頃から15年程は〕70個位宅配便で届きましたので
ご近所や知り合いや少年野球チームのお母さん達に
「きょうは金沢でお饅頭食べる日ですので・・・」と食べていただきました


きょうはお饅頭の代わりにあんずと竹輪食べようっかなー


2月27日午後5時半東京駅ホームから