人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

命と向き合う

2017年07月05日 | 徒然
 信号が出て「?あ~仕事のことが不安なんだな 」と分かった。
 私にとって信号とは、なんでもない時に鼓動が速くなることだ。

 これは脳が危険を察知し、いざという時に備えて判断力や筋力をアップしておく為だという。
 心臓というポンプが速く動けば、体中に酸素をより多く供給でき、各細胞が元気になるわけだ。
 
 そうだ、もう7月3日なのだ。
 ライヴまでひと月。
 なのに私は、何もかもストップして旅の空の下にいる!

 心の隅に隠れていた不安が、7月に入ったことで頭をもたげ始めたらしい。
 動物とは何と精巧な生き物なのか。
 考えてみれば人間(ヒト)も「 サル目ヒト科ヒト属 」に分類される動物だ。
 
             <中国の観光客が多く、万里の長城を歩いているようだった知床湿原>

 知床湿原からの帰り道、車の犠牲になった幼い鹿が、傷一つ無いきれいな白い腹を見せて反対車線の真ん中に横たわっていた。
 口から一筋の血が・・・胸が痛んだ。
 バイクのおじさんが助けを求めてか電話している。
 
<これは別の若い母鹿。とにかく鹿やキタキツネが沢山いて、ブレーキを踏むことが多い>
 
 痩せ細った若熊にソーセージをあげたら、その熊の脳に{人=食べ物}とインプットされた。
 どんなに山へ誘導しようとしも、飢える度に若熊は町にやってきた。
 ソーセージと名付けられたその若熊は人家にまで入り込むようになり、やがて小学校の校庭に現れた時、やむなく射殺された。
 blogs.yahoo.co.jp/oowashidayo/31259912.html (新聞記事)

 同じ悲劇は何度でも起こる。
 人が死ぬか、動物が殺されるかだ。
<飢えたキタキツネ 心を鬼にしてスルーした>

 脚本家:倉本聰氏が先日、「 命と向き合う 」をテーマに旭川動物園開園50周年記念講演をしたそうだ。
 物質文明に本能を侵された人間側が、認識を変えねばならないのだ。
 改めて、命の連鎖・循環とは何かという知識が強く求められている。
 その学ぶ姿勢と努力を諦めた時、個々を形成する60兆の細胞は一気に劣化の速度を速め、人間としての一生は終わる。

 その先にあるのは、拝金主義の餌食となって生きながらえる哀しい姿だ。
 
 弱者が命を(人生を)より良くコントロール出来るようになるには、弛(たゆ)まぬ努力で学び続けるしかない。
 今、ヒトだけが周囲の生き物たちをも巻き込んで、大きく遅れをとっている。
<コバルトブルーの不思議な青い池 観光化が進んでいる>
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宇宙へ | トップ | 仏詩の会 終了 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

徒然」カテゴリの最新記事