人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

可愛い朗読会

2014年12月16日 | 舞台
 子供は苦手だ。幼い子は特に・・・小・学中学生あたりが最も。

 鯖街道の中でも一番栄えた熊川宿の学校で、朗読をというご注文が入った。
一年生から6年生まで、全校生徒合わせて20名の小学校だ。


 教頭先生がとても舞台好きだそうで、私の朗読も一度聴いてくださった事が
あるとか。それで生徒たちにも是非、生の朗読をと連絡してくださったのだ。
 正直どうしよう、と考え込んだ。子供たちが喜ぶような本を見つけられる
だろうか。

 
 日曜日は早朝から吹雪という悪天候だったが、上中駅に着くと突然の晴天!
幸先良し。校長先生も好い方で、清々しく何処か懐かしい校風がすぐに好きに
なった。

 友人のおかげで偶然にとっても面白い本を見つけ、短期間で猛特訓。音楽も
選定して3本立て1時間のささやかな朗読会をさせていただいた。


 本番では音楽を上手く自分で出せなかったのが残念だったが、父兄や先生方も
熱心に聴いて下さりホッした。終演後、感想は?と教頭先生が訊くと、半分以上の
子供たちがサッと手を挙げたのには驚いた。たどたどしくも楽しそうに感想を述べる
彼らにジンワリした。

 苦手は、好きの裏返しでもあるようだ。

 駅への車の中で、教頭先生と舞台や芝居の話に花が咲いた。来年の一滴文庫
での「一人ライヴ」豪華バージョン公演の第一号予約をして下さった。
 最近集中力を増し、素晴らしい舞台をプロデュースし続けているデザイナー:
時広氏と、大好きなスーパー・モデル亜希子さんに助っ人を頼んだ其の公演は、
メニューもほぼ固まり、稽古開始を待っている。

 どんな小さな本番も、これが最後になると覚悟して臨む年齢になった。
 12月は誕生月。冬が大好きな私も、明日からの大寒波には戦々恐々だ。

 
 それにしても熱燗が美味い・・・万事これで良し。
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