リセットに向けて

　上京が近いので、年賀状書きや東京での打ち合わせの準備をし、予想通りの大寒波を前に入念な冬支度を終えた。
　まるで目前に年越しを迎えるかのようだ。
　それでもクリスマスは帰敦してからなのだ。

　この余裕がうれしい。

　　
　＜T氏のお陰で納屋の戸がついに完成。お見事な出来栄え！＞

　この時期は日本中の人から、休んで良し！と云われているようで、とにかくホッとする。
　と同時に頑張りも効くから思いの外仕事がはかどる。

　無論クリスマスだから、正月だからとて休めるわけはなく、延々と年賀状を書き続け、迫る何本かの舞台の構想を形にする作業は続くのだが・・・。
　それでも、一年で一番のこの“お休み感覚”がうれしい。

　明日何が起こるかわからないから、今日もこつこつ頑張る。
　仕事が山積みだから、やっと休める有り難さがある。

　今日も勝ったサッカー日本のように、日々の積み重ねの上には、きっと素敵な結果が待っている。
　比較する相手が凄すぎるが、そう信じられる自分の能天気さまでが嬉しい。

　年越しとは、リセットへの夢を育む素晴らしい先人の知恵なのか・・・

　半日でいいから、テレビなし、パソコンなし、お付き合いなしで、ただボーっと休むぞー！
　
　
　＜敦賀の友人がわざわざ信州から栗林豆腐店の品々を贈ってくれた！＞
　
　とかく、わくわくソワソワと幸せな年の暮なのである。