人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

魂のメッセージ

2020年04月07日 | 徒然
 満開の我が家の桜の下に立つと、いつも仄(ほの)かにハッカの香りがしていたが、今はもうしない。
 
 淋しくなった老桜に、去年庭で産まれ育った野良猫の、生き残りが二匹よく遊びに来る。(また横向きになっちゃたァ)

 北から南から友人、先輩、後輩達のエールが電話やメールで届く。
 コロナ騒ぎでこれだけは嬉しかったことだ。
 私も友人達に小包やメールを送るが、緊急事態宣言が出たら皆仕事もバイトも無くなり大変だ。

 東ドイツ生まれの現首相メルケル氏が発信したメッセージに世界が篤い反応を示した。
 「心ある多くの人達の行動に頼って生きていることに皆が気づき、感謝する時です。
 新型コロナウィルスから一人でも多くの命を救えるかどうかは、その気づきにかかっています。
 この難局を乗り越えて、忘れかけている民主主義の社会を取り戻しましょう。」

 「なんたる飛躍 !?」と感じる人もいるかも知れない。

 東西ドイツ連邦は、戦後の長く困難な時期を乗り越えて、民主主義国家として成立した。
 単にコロナ収束を目指すだけの演説ではなく、独裁に結びつく懸念を含む緊急処置期間を忍び、皆で連帯して民主主義社会を守らねばならない時だと訴えているところが凄い。
 長い闘争から得た自由社会を守ろうとする決意が見えるからだ。

 他者に感謝し命の重さに差は無いことを認めあう事こそが感染率低下への底力になり、民主主義社会本来の姿だと、言葉にしてみせた。

 比べるのもおこがましいが、我が国の首相は原稿読んでるだけ、しかも中身なしの概論ばかり。(周りは何してる!!)
 たまに具体策を言ったと思ったら布マスク二枚を全戸配布・・・。
 これ程の無能者だったか!と国民が知ったのは、まぁ長い目で見れば収穫かも知れない。

 
 気比神宮のしだれ桜が満開だ。

 ドラマも映画も全て撮影中止で再放送ばかりのテレビだが、そこにも編集マン達の努力がにじむ。
 水道をひねれば出る水も、ゴミの収集も、スーパーのレジや商品の入れ替えも生産者達も・・・全てに人の力が日々深く関わって日常が回っている。

 スルーできない関わり合いに一人一人が感謝せねばならない。

 
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