人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

「花の宴」でビックリ

2008年04月14日 | 舞台
 風邪のお陰で(?)1週間集中して準備をジワジワと重ね、週末、エミリオ邸での「花の宴」に臨んだ。

 吉野桜は9分通り散っていたが、枝垂れや八重、大島桜、支那桜などか見事に盛りを迎えていた。
 無論この時期の京都は観光客も花盛り。市中はバス、タクシーなどで大混雑だったから、駅前から銀閣寺まで、超満員の市バスで1時間もかかってしまった。

 会場のエミリオ邸は銀閣寺前通りからは目と鼻の先。着いてみると誰もおらず、会場の間も散らかったままでビックリ。楊琴の友枝さんも到着して唖然。家主のエミリオさんが金髪の着物美人と、お茶のお稽古から帰宅なさったので、掃除機の在処を聞き、まずは会場の間の大掃除からスタートした。

 しかし、間に合うのかと心配したのは杞憂に終わり、やがて神戸からの助人(すけっと)ご夫婦が掃除用具持参でいらして交代。2時間程でスッキリ、ピカピカにして下さったのにはビックリした。

 その間少々休ませて頂き、友枝さんと4時から、スッキリした会場でリハーサル。 改めて感性が合う事にまたビックリ。ツーと言わなくてもカーと応えて下さる。安心した二人は、出来立ての手作り料理でお夕飯をいただいた。

 敦賀組のお二人が5時過ぎに一番乗りで到着なさると、次々にお客様が続き 福井組も無事到着なさってホッとした私は、大正時代に建てられた摩訶不思議なエミリオ邸内を案内させて頂いた。

 その頃には、主催者側三人のお手製自慢料理もほぼ全て出来上がり、お食事開始。
 歌舞伎門から玄関前にかけて置かれた蝋燭(ろうそく)が点々と揺らぐ中、薄墨に暮れ始めた庭は風情満点。その庭に面した居間で晩餐とおしゃべりに興じながら、お客様の期待感が膨らんでゆく。
 私たち二人は、そんな階下のムードにやや緊張しつつ、二階の控え室で出番を待っていた。
 
 やがて本番。これまで音楽しかやってこなかったとお聞きしていたので心配したが、お客様は食い入るように観て、聴いて楽しんで下さった。本当に嬉しいお客様方だった。
 思いの他女性が多いのも意外で、終演後20代のグループに「お芝居とか朗読なんて見たことなかったんです。この子なんか朗読聴きながら泣いちゃって。ホント良かったです~」と言われ、樹に登ってしまった人村・・・。選んだ演目と、友枝さんのたおやかな音楽のお陰である。
           
・・・続きの「エミリオ邸でビックリ」はまた明日。(徒然「エミリオ邸でビックリ」)

4月3日の『世界』の写真が、時広真吾氏のHPに掲載されましたので、リンクを開けて是非ご覧下さい。   
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