温かなお風呂が一番の癒やしになる季節が、突然のように始まった。
便座を温め、掛布団を出し、半袖は収納、靴下も恋しい。
人恋しくもなり、友人達とマスク持参で自然に囲まれて会食なども楽しんだ。
<長浜にて>
今月面白かった話、
中国唐代の名僧に習って、日本の沢庵和尚が二刀流の達人柳生但馬守(たじまのかみ)と雨降る日に問答をしたそうな。
「足をぬらさないと、足がぬれません、の違いは?」
但馬守は、庭に降りて二刀流を振り回し、雨を切りまくったので殆ど足も体も濡らさなかった。
和尚は、雨の中にたたずみ、足も何もずぶ濡れになって座に戻った。
但馬守は悟った、足をぬらすまいとした自分は雨に振り回されただけだったと。
和尚は濡れる事に拘(こだわ)らず雨と一体化する事で、命題の意味の本質(どちらも大差はないのだという事)を但馬の守に教えたのである。
風邪はひくかも知れないが、雨(濡れる事)を恐れる必要などないと。
この「何かに拘(こだわ)って本質を見失う心が人を駄目にする」という教訓はその後の但馬守の人生訓となった。
外側で考えずに、まず実態を知ろうとすることが大事なのだ。
概略やお題目だけで新味の無い首相の記者会見。
批評する価値もない閣僚の顔ぶれに、官僚は相変わらず尻尾を振って保身に走るのだろうか。
迷走するばかりで未来が見えない日本の政治。
国民の実態の中にたたずみ、グッショリ濡れそぼって一体になる覚悟を持つ者はいないのか。
そうすれば将来その中から、気を発する刀を手に立ち上がる者たちが出てくると信じている。
毎朝上げるお線香は親友が信州から送ってくれる。
今回のお香は、私の呼吸や空気に身を任せるように変幻に形を変える煙を出す。
煙をボーッと見ているのが好きだ。
最後についえる時、フッと虚を突かれて心身が抜重する感覚になる。
色即是空 空即是色。
何が変わろうと、月が美しい季節に変わりはない。
便座を温め、掛布団を出し、半袖は収納、靴下も恋しい。
人恋しくもなり、友人達とマスク持参で自然に囲まれて会食なども楽しんだ。
<長浜にて>
今月面白かった話、
中国唐代の名僧に習って、日本の沢庵和尚が二刀流の達人柳生但馬守(たじまのかみ)と雨降る日に問答をしたそうな。
「足をぬらさないと、足がぬれません、の違いは?」
但馬守は、庭に降りて二刀流を振り回し、雨を切りまくったので殆ど足も体も濡らさなかった。
和尚は、雨の中にたたずみ、足も何もずぶ濡れになって座に戻った。
但馬守は悟った、足をぬらすまいとした自分は雨に振り回されただけだったと。
和尚は濡れる事に拘(こだわ)らず雨と一体化する事で、命題の意味の本質(どちらも大差はないのだという事)を但馬の守に教えたのである。
風邪はひくかも知れないが、雨(濡れる事)を恐れる必要などないと。
この「何かに拘(こだわ)って本質を見失う心が人を駄目にする」という教訓はその後の但馬守の人生訓となった。
外側で考えずに、まず実態を知ろうとすることが大事なのだ。
概略やお題目だけで新味の無い首相の記者会見。
批評する価値もない閣僚の顔ぶれに、官僚は相変わらず尻尾を振って保身に走るのだろうか。
迷走するばかりで未来が見えない日本の政治。
国民の実態の中にたたずみ、グッショリ濡れそぼって一体になる覚悟を持つ者はいないのか。
そうすれば将来その中から、気を発する刀を手に立ち上がる者たちが出てくると信じている。
毎朝上げるお線香は親友が信州から送ってくれる。
今回のお香は、私の呼吸や空気に身を任せるように変幻に形を変える煙を出す。
煙をボーッと見ているのが好きだ。
最後についえる時、フッと虚を突かれて心身が抜重する感覚になる。
色即是空 空即是色。
何が変わろうと、月が美しい季節に変わりはない。
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