お盆休み日記

　先週は我が家の姥桜の上で、烏が「アーイ、ウールルル・・・」と長閑（のどか）に鳴いていた。
　まるで「涼しくなっていい気持ちだなぁ」とでもいうように。

　今週はシッカリ暑さがぶり返し、風の無い日は暑いのなんの・・・。
　それでも今日は、南からの風が時折家の中を通り抜けるので助かる。

　今日は旧盆の中日。
　11日に供えた菊の花は猪に遊ばれて、盆入りの昨日は無残な姿になっていた。
　　＜11日の菩提寺での棚経・・・若くてイケメンの御坊様の丁寧なお経だった＞

　この時期は朝獲れ（あさとれ）のツバス（ブリの幼魚）など、魚が新鮮で安い。
　連日のようにマーケットの魚屋さんで二枚に下ろしてもらい、刺身と焼き魚にして食べている。
　私には充分食べ応えがある大きさで、贅沢な食卓になる。
　野菜は、友人のＭさんが信州産を沢山持って来てくださるのが有り難い。

　精米時に出る糠が一年分湿気ずに保管できたので、思い立って糠床を作った。
　へしこの糠をたっぷり混ぜたのが良かったらしく上手く発酵が進み、捨て漬けの野菜のヘタが明くる日から食べられるのには驚いた。
　二日目からは、本格的に夏野菜や大好きな人参などを漬け込んで楽しんでいる。
　ただし、まだ塩気が強いので（塩出ししながら食べている）美味しくなるまでは門外不出だ。

　10月の短編朗読会『月と湖（うみ）と』をスケジュールにアップしてもらった。
　上演時間は短いがお琴との共演なので豪華なイメージになる。
　が、チラシは相変わらずシンプルな手作り。

　念願だった「山月記」を朗読できるのが嬉しい。
　手塩にかけたミニ朗読会は永建寺の協力を得て、静かに篤く進行している。

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