日本の仏教文化は独特の発展を遂げてきたように見える。ローマのシスティナ礼拝堂に描かれたミケランジェロの天井画は、何年もの丹念な修復を受けて当初の輝きを取り戻した。ロンドン大英博物館のギリシャ神殿破風彫刻はアテナイのパルテノン神殿の柱上を飾っていた時、極彩色で鮮やかに彩られていたという。
人間は色彩を認識することが出来る、 だから彫刻や仏像に彩色を施すのはいわば自然のことである。奈良の法隆寺にあ . . . 本文を読む
日本とEUが金融政策で四苦八苦している中、アメリカの連銀は利上げが出来ずに万策尽きた感がある。リーマンショック以降のQEで復活したかに見える景気は日本のアベノミクスでミソをつけ完全に失敗した。そもそもアベノミクスは誤魔化政策だったのだ。何も具体的な景気回復策の無い中に公共投資を増大させて見せかけだけの株価上昇を演出した。「第三の矢」って、いったい何だったのか、誰も説明出来ない幻のアドバルーンであ . . . 本文を読む
週刊文春のジャーナリズムはタブロイド並みのトピックを連発し、甘利元大臣に始まってSMAP・ベッキー・宮崎議員まで、ゴシップがまるで国家のそして国民の一大関心事かのようにテレビ・週刊誌・SNSが取り上げる騒ぎがあった。一ヶ月も過ぎようというのにまだ騒ぎは収まらない。思うに一連の報道姿勢が余りに日常的な範囲を逸脱していたために、着地点を見出せなくなって混乱・迷走しているように見える。スクープをとった記 . . . 本文を読む