2019年8月22日、国連の「自律型致死兵器システム」に関する政府専門家会合がスイスのジュネーブで開かれました。
兵器使用には人間が責任を持つことを全会一致で採択したものです。人工知能(AI)が人を介さずに判断する自律型のロボット兵器を認めないという考え方に各国が合意したものの強制力はない。ただ、AI兵器に対する規制への国際基準の第一歩となることは確かではあるけど、第一歩で終わるかもしれない。
アメリカやロシア、中国その他多くの国々では、AI兵器の開発がすでに進んでいます。
要は無人で、はるか離れた所から無線でコントロールできる兵器(破壊力も高い)の開発です。
戦車をかなり小型にしたような自動射撃ロボットや無人ヘリ、無人航空機などです。アメリカのテロとの戦いの過程で急速に進歩しています。
ピンポイントで人の影を探し攻撃するプログラムをインプットさせると自動的に探索し攻撃できる。
超音波と超低空の戦闘機が高速で飛んできてミサイル攻撃を加え、すぐに飛び去っていく無人航空機。
武器搭載の超小型ドローンが目標近くで大編隊で放たれ、ターゲットを自律的に探索し徹底的に破壊する。
昔見た映画のシーンが蘇るみたいです。
怖いのは、国は攻撃目標地における自国兵士の命の心配がないから、ためらいなく敵国の市民を含む多くの人命を奪う可能性があることです。
イラスト=wks
これまで、人類による科学の進歩と浅はかな行為は表裏一体でした。これからもそうなるんでしょうか?ドローンは人類の多くの問題を解決してくれる有望な発明だったのに、兵器として使わないでほしい。それより地球規模の深刻な環境問題を解決しませんか?