不倒翁(ふとうおう)

澄心書道教室 作品創作活動 学習中文 アクセサリー製作に奮闘中

日中友好3

2009-04-03 09:09:24 | 大好き! 中国の話題
お米を買いに来たKUN君は、翌日、約束の時間通りに店にやってきました。

(その点では、合格!! 以前この手の約束ですっぽかされた事がありましたので・・・)

電話を掛けて欲しい相手は、HeGANGさん。
日本人か中国人かもわからず電話番号を書いたメモを受け取りました。

「あれ? 手機は?」
やれやれ、電話も持たずに電話を掛けて欲しいなんて・・・
国際電話だったら大赤字でございますよ。

HeGANGさんは、派遣会社の社員さんでした。
以前、仕事を斡旋してもらった中国人からの情報でHeGANGさんの電話番号を
手に入れたらしい・・・

しかも、以前、仕事を斡旋してもらった中国人という方も名前は日本名だし、
その人の弟だからと言うのですから・・・・?????(中国一人っ子政策はどうなったのだ?)

今は、就職も大変です。
日本人ですら100人派遣待ちの人間をかかえているといいます。
日本語をまったく理解できないKUN君には、辛い時期の渡日です。

「不要期待! 加油!!」
こう言って励ます以外に方法はありませんが、
22歳と言う若さゆえ、とてももったいないという気持ちで見送りました。

彼は特にガッカリという感じではありませんでした。
逆にこの店の人はとても良い人だ、商売が繁盛してお金が一杯儲かりますように
祈っていますと、大声で応援、笑顔でズボンのポケットから両手一杯の「飴」を差し出してお礼にと置いていきました。

22歳・・・その若さでお金になる仕事なら何でもいいから・・・

私の正直な気持ち・・・仕事を探しながら日本語を勉強して少しでもスキルアップ出来るよう待機時間を有効に使って欲しいのです。
KUN君・・もし蓄えているお金があるなら大学へ行ってみたらどうでしょうか?

それだけのファイトと能力を貴方は持っていると思いますよ。