不倒翁(ふとうおう)

澄心書道教室 作品創作活動 学習中文 アクセサリー製作に奮闘中

出たぁぁ~阿倍仲麻呂シリーズ第3弾

2014-05-11 17:04:03 | 大好き! 中国の話題
送秘書晁監還日本
(秘書晁監の日本国に還るを送る)
作:王維

積水不可極/積水 極む可からず
安知滄海東/安[いづく]んぞ滄海の東を知らん
九州何処遠/九州何(いづ)れの処か遠き
万里若乗空/万里空に乗ずるが若し
向国惟看日/国に向かひて惟だ日を看
帰帆但信風/帰帆は但だ風に信[まか]すのみ
鰲身映天黒/鰲身[がうしん] 天に映じて黒く
魚眼射波紅/魚眼 波を射て紅なり
郷樹扶桑外/郷樹は扶桑の外
主人孤島中/主人は孤島の中
別離方異域/別離方[まさ]に異域なれば
音信若為通/音信若為[いかん]ぞ通ぜん

【訳】
大海の果ては極めようがなく、
大海の東の日本のことをどうして知ることができよう。
世界には九つの州があるそうだが、
その中で日本が一番遠いのではないか。
その国に帰る君の船は虚空へ万里も乗り出すようなものだ。
その国に向かってただ太陽を目当てとし、
帆を風任せにして帰っていく。
大海亀の背が天に映えて黒々と見え、
怪魚の眼が波を射るように赤く光っているだろう。
君の故国は扶桑の樹のあるところより更に遠く、
君は孤島の中に住むことになるのだ。
ここで別れてしまえば、
別の世界の人となり音信はどうして通じたらよいのだろう。 知恵袋からコピー

毎日書道展の作品に師匠のOKが出たら次はこれ。
大好き阿倍仲麻呂&李白 関係の内容になっている。