植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

大天使ガブリエル

2007年04月16日 21時32分39秒 | 守護霊、前世、過去世、スピリット
 子宮頚がん手術後に抗がん剤治療をしているQさんがいらした。薬の副作用で頭髪、眉毛は脱毛している。
 今日は後頭部の頭痛や両そけい部の違和感を感じているとのこと。

 冷え症でもあるのでそのような鍼をする。そして置鍼しながらハープの“マリア”を奏でる。

 Qさんには特にメンタルケアが必要だと感じている。30代半ばの彼女は初めて妊娠した最中に子宮頚がんと診断され、涙を呑んで子供を諦めて子宮、卵巣全摘をされたんだ。それだけでも辛いのにその後、夫と別れたとか。

 自分の子供を生んでもらえないからその男性が離れていったかどうかまでは僕はわからない。そこまでは聞けなかった。夫婦の事情もあったのかもしれない。でも病気になったうえにパートナーが自分から離れていったら精神的に大ダメージを受けてしまう。でもQさんはどちらかというと悲しみを奥底に隠して生きている感じだった。

 マリアを特別に思いを込めて弾く。ほんとうは僕は自分の念を入れないほうがいいんだろうけど今日はそうしたかった。ゆっくり、優しく、時に強く…奏で終わって顔を見るとうっすらと涙目になっていらした。

 鍼を抜いて違う処置をしていく。うつ伏せで仙骨あたりを灸で温める。身体全体をほぐしていく。後あたまの痛みにはハンドヒーリングをする。

 そしてふとエンゼルカードを引いてもらおうと思った。これまで一度たりとも患者さんにこのカードを提示したことはない。治療に使ったことはない。でもなんかそんな感じがした。これはきのう、Rさんがドルフィンカードと女神カードを僕に引かせたことも影響しているかもしれない。

 治療後、着替えが終わったQさんによくシャッフルしたエンゼルカードを一枚引いてもらう。どんなメッセージを欲しいか聞いたら「これから仕事に戻ったほうがいいのか、それとも何か違うことをしたらいいのか」とのことだった。

 おずおずと彼女が引いたそのカードは、大天使ガブリエル。

 ガイドブックには次ぎのように書かれている。
「あなたには、人とのつながりと芸術性を通して行う重要な人生の使命があります。不安からその人生の目的、指名を拒まないで下さい。私達があなたを助けます」と。そして「正直に私に救いを求めて下さい」とも。

 そんなことが書いてあるガイドブックを声に出して読んで解説していて、ふと彼女の顔に目を移すと彼女の左目から涙がポロリと…。「何か芸術に関したことをしているんですか?」と尋ねると「私、いま絵を描いているんです」とのこと。

 それならこれからはそれを伸ばしていくことがいいんじゃないか、とか具体的にいろいろ願っていくといいと思うと話すと次から次へと落涙される。やっぱりそうとう抑え込んでいらしたんだなぁ…

 病気を癒すには本当の自分を解き放つ“解放”が必要だ。いや、病気そのものの意味が人を解放させるためにやってきたものなんじゃないのか。

 毎日臨床の場にいて、そして昨日の寺山先生のセミナーのような学びを続けていると、“病気は人を解放するためのメッセンジャーである”という、そんな“病気観”が僕の中に確固として確立されていく感じがする。

 今日は大天使ガブリエルのナイスサポートが入った貴重な経験をしました^^
 ありがとう、ガブリエル!
コメント
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