午前中に3人の患者さん。お昼に、治療院見学の鍼灸師の方が来院。緩和ケア病院での仕事を申し込んでいるけれどもみな断られているとのこと。ぼくがどうして緩和ケア病棟で治療しているかを教えてほしいと。
現時点ではまだ緩和ケア病棟で温灸や自然療法が認知されているとは言い難い。煙の出るお灸や、自然療法の里芋パスタなどをするところはないでしょう、だからそのようなことができる人を常時雇用することもないだろう。また、医療保険のことでも混合診療は禁止されているはずだから、しくみとしても難しいのではないか。そのような事情だから雇用されることを求めるといつまでたっても望む仕事ができないと思うので、すぐに開業された方がよいのではないか、とお話した。
数年前に僕のところに見学しにこられて、その後、生姜湿布や里芋パスタのお手当も体得され、今では藤沢のご自宅の一部を改装されて開業された如水鍼灸院の山崎顕子先生の話もしてさしあげて、夢の具体化をお手伝いした。千葉方面の方なので、そちらでびわ温灸の治療院を開業してくださると助かる。
というのも今日は午後には茨城の石岡まで往診に行ったから。もし、千葉方面の方でびわ温灸や里芋パスタをされる方がいればその方をご紹介できることになる。
びわの葉を購入している千葉のびわ農家の方からも、来年からはびわの実ではなく葉を専用で育てる木に一部変えていきたいと申し出もあり、びわの葉療法が少しずつ広がり出しているなぁと感じている。ありがとうございます。