大島の江東病院へ往診に行った。この病院は初めて。
都営新宿線の大島の駅から地上に出たら抜けるような青空で、空にはきれいな巻雲がほんとうに刷毛で掃いたように漂っていた。病院入り口でしばし空を見上げる怪しい中年男を演じる。美しいエネルギーで空気は一掃されていた。
病室ではびわの葉温灸はだめだとのことなので、ユーフォリアを持っていく。胸が苦しいとのことだった。肝臓、腹部をしてから胸を温める。ちょうど中府の場所が心電図モニターパッチが貼ってあって使えない。ツボを外して医師や看護師の方々はパッチを付けてくれたらいいのに…と無理な注文を考える。
背中の腎、肩甲間部、腰部を温め、足三里、大衝、手三里を温める。終了後、胸の不快感は楽になったとのこと。
終わってから看護師さんが入ってきてびわの葉温灸のことなどを尋ねるので説明する。患者さんが「楽になって気持ちいいのよ」と言うと「いいご縁ですね~」と言ってくれて僕もうれしい。
自由が丘に帰ってきて今度は作務衣に着替えて大倉山の初診の患者さんのお宅へ向かう。以前は病院にも作務衣を着て行ったが坊主と間違える人もいるらしく(そんなにまだ頭は禿げてはいないんだが・・・)それは縁起が悪く思われ不愉快な念を持たれるかもしれないので、今は病院へは平服で行くようにした。
腹部の転移がんとパーキンソン病の併発されている方だったが、表情は明るい。こちらは自宅なのでユーフォリアでなくびわの葉温灸をする。1時間半ほど治療して腹部の押圧の痛みも軽くなる。治療で疲れたか傾眠されている様子だったのでマリアは奏でず辞して帰る。駅から15分の夜道を五十肩の反対の肩に竪琴を抱えて帰るのは決して楽ではない。でも、できることをするだけだ。
びわの葉がないので
匿名希望します
家族が 具合がわるいので 看病でわたしも 心身ともに疲れてきました。長岡式玄米食べさせてます。きりょくが 無くなってきたみたいなのです。URL て なんですか? パソコン初心者なのでわかりません。
こんばんは。
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URLはUniform Resouce Locaterの略でインターネット上の住所みたいなもんです。無視してください。入力しなくてかまいません)
普通のお灸で効果を出すには資格を持った鍼灸師でないと無理だと思います。
ですから一般の方でしたら、家庭療法であるびわの葉温灸をお勧めしています。
でも、びわの生えていない寒い地方の方とかは、びわの葉が手に入らないという問題がありますね。
びわの葉はネットでも買えます。検索してみてください。
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