ジェットは肝臓に2つ、脾臓に1つ良性腫瘍があります。
(脾臓の腫瘍はCTで見つかりましたが、小さ過ぎて今もエコーには写らない状態です。)
幸いすべて良性との診断なので特に問題はなく、
1〜2ヶ月に一度、かかりつけの病院(腫瘍の専門医)で検診をして
経過観察をしながら元気に過ごしています。
(急激に大きくなるなど異変があれば、すぐに手術する予定です。)
その腫瘍が見つかったのは2年前。
当時も気になる症状は一切なかったのですが、定期的に受けている検診で
肝臓に腫瘍が2つ見つかりました。
(脾臓の腫瘍は小さ過ぎてエコーには写らず、その数日後のCT検査で見つかりました。)
すぐに*造影CT検査*を受けて、良性の可能性が高いとの診断結果でしたが、
手術で組織を切除して病理に出したわけではないので
本当に良性なのかどうなのか・・・とこの2年間、常に、いつも心配しながら過ごしていました。
その後も、1~2ヵ月に1度、必ずエコーなどの検診を受け続けていて、
2年たった今も肝臓の腫瘍の大きさや形状がほぼ変わず、
脾臓の腫瘍は小さ過ぎてエコーには写らない状態のままのため、
やはり良性で間違いないと先生に言われており、このまま元気に暮らせることを祈っています。
*造影CT検査*とは
CTを撮りながら身体に造影剤を注入し、
その造影剤が腫瘍に入る様子の違いで、良性か悪性かを判断する検査です。
良性か悪性かの確定は、手術をして取った組織を病理に出さないとできないのですが、
この検査で、ある程度の判断が可能だそうです。
CT検査、以前我が家にいたジョンは大学病院で受けましたが
ジェットは都内に数か所ある、動物のCT専用施設(キャミック練馬)で受けました。
CT検査の費用ってどのくらい?とよく犬友達に聞かれるのですが
犬の体重で違うのと、アレルギーのある子はその種類によって麻酔などを変えたり、
また施設によっても多少違います。
ジョンは体重27キロで費用が17万くらいだったと思います。
ジェットは体重40キロで23万?25万?くらいだったような。。(←かなりいいかげん)
その他にも多少かかった気がするのですが、当時はとにかく不安な気持ちが強すぎて
費用のことはちゃんと覚えておりません…が、そんな感じです。(参考にならなかったらすみません。。。。)
個人的にはジェットが撮ったCT専用施設の方が印象的に良かったのですが、
大学病院と違い、スタッフは何人かいるものの先生はお一人だけですし、
大学病院のような設備や医療機器はないでしょうから、
深刻な状態の子や、何かで急変した際にできる処置が限られているように思います。
ジェットは体調に一切問題がなく、
先生や看護師さんがジェットをとても丁寧に扱ってくれたこと(←これはかなり重要!)、
CT画像を持ち帰らせてもらえることから、
動物のCT専用施設で撮って良かったと思っています。
あと先生のお話しでは、(当時)CTの機械そのものが大学病院よりも
ジェットが受けたCT専用施設のほうが質が良いとのことでした。
ジェットのCT画像です。
CT検査の良いところは、造影検査ができることの他に
レントゲンやエコーに写らない小さな腫瘍も見つけられること。
デメリットは、被爆量が多いことと、
そして犬の場合は全身麻酔をかけるので、身体の負担が大きいことでしょうか。
(全身麻酔とは言っても、手術時など痛みを麻痺させる強い麻酔ではなく
CT検査中に置かれた姿勢でじっとしていられる程度の多少弱い麻酔だそうですが。)
ジェットの場合、いつものエコー検査では見つからなかった脾臓にある小さな腫瘍がCT検査で見つかりました。
それも造影剤の入り方から、良性の可能性が高いという診断でした。
それともうひとつ。
レントゲンには写らなかった小さな馬尾症(馬尾症候群:ばびしょうこうぐん)があるのもCTでわかりましたが、
この程度でしたらやはりレントゲンには写らないほど僅かなものだそうで、
特に問題ないとの事でした。
その他には、「腎臓がとても綺麗」と先生に何度も言われ
「何か気をつけていることがありますか?」と聞かれましたが
オタク気質(?)な私はその辺を話出すと長くなって呆れられそうなので…
「ごく一般的なことくらいだと思います。」とお話ししておきました。
ジェット(夫も)の健康には、自分なりにかなり気をつけているつもりなので、
そう言われるのは嬉しかったです。
これからもジェットの健康管理、頑張りたいと思います。
このCT検査の後、麻酔から覚めかけたジェット。
麻酔が完全に覚めるまで、待機している診察エリアのケージの中から、
とても小さく、か弱いかすれ声で
「うぉ~~~ん・・・。うぉ~~~~ん・・・。」と何度も遠吠えしているのが聞こえてきました。
私とパパは待合室で待っていたのですが、すぐにジェットの声だとわかりました。
すると先生が待合室にいらして、
「ジェット君、朦朧としながらママぁ~~ってお母さんを呼んじゃってます(笑)。
まだ麻酔が覚めきっていないのですが、一緒にいるほうが安心でしょうからお返ししますね。
こんな甘えん坊さん、初めてです(笑)」と。
ジェットは所謂、「無駄吠え」はしない子なので、麻酔が覚めかけて朦朧とした中で
無意識に遠吠えしてしまったのでしょう。
不安だったのかなぁ・・・と、そんなヘタレなじぇっとも可愛くて仕方がありません(笑)。
その後、私達と一緒に待合室で、完全に麻酔が覚めるまで30分ちょっと待機。
再度、先生に診ていただいてから帰宅しました。
犬は癌になる子が多いですが、その中でもゴルは特に癌が多い犬種。
先代ナイトも、里子として家族になったジョンも癌でしたので、
2年前、かかりつけの病院の定期健診で
「ジェット君、肝臓に腫瘍が2つあります・・・。」と
先生に深刻な表情で言われた時のショックさと言ったら・・・
2年経って、悪性化することもなく、元気に過ごせていることに
本当に心から感謝、感謝でございます