お迎え
↑ ドッグランで遊ぶジェット(左)とジョン(右)
ジェットがお空に昇る数日前、
9年前にお空組になったジョンが
ジェットをお迎えに来てくれていたようです。
リビングに飾ってあるジョンの写真の上を、
ジェットがびっくりした顔で見つめていて
私は最初「何?なんか、誰かいる???」と思ったのですが…
ジェットのお顔が見た事がないほどびっくりした表情で
そのまましばらく固まった後、
ゆっくり大きく尻尾を振り始めたので
すぐに「あ…ジョンがいるのね?」と思いました。
そして、それと同時に…
何度も危ない状態になっては頑張って持ち直してくれたジェットだけれど、
もうすぐお別れなんだ、と。。。
そしてその通りになりました。
ジョンはジェットが生後9ヶ月の時に、我が家に迎えた保護犬です。
ジョンは虐待と言える酷い飼い方をされていた子で、当時、推定8歳でした。
パパが仕事場近くでそのジョンを見つけ、私も一緒に見に行き、
あまりの酷い環境とジョンの状態に絶句。
これは何とかしなくては…と、気にかけ始め
いくつかの保護団体に相談しましたが、
大型犬で
高齢で
しかも病気持ち(ガンと癲癇:テンカン)
そんな条件の子の里親は見つからないから
引き取るのは無理だとすべての団体に断られました。
その後、私の犬関係の友人、知人にもたくさん声をかけて、
その繋がりで里親を希望してくれる人もいたのですが、
話をよく聞いてみると「外飼いをする」とか
朝から晩まで、夫婦は仕事で留守だから
その間(ほぼ丸1日ですよね…)は室内でケージに入れておくとかで、
私が「ぜひお願いします!」と思える出会いがありませんでした。
それでも、
こんなに酷い環境と状態の子を見つけてしまった以上、
そのままにしておく事はできない。
しかも当時ジョンは、癲癇の酷い発作の影響からか
立ち上がれないほど体調が悪化していました。
これはもう…
我が家が迎えるしかない❗️と思い
迎える決心をしました。
ジェットは(ドッグショーのため)未去勢で育てていた事もあり、
ジョンを迎える前は、いろんな犬友達や周りの人達に
「ジェット君よりも年上で、ジェット君より体の大きなオス犬を
家族に迎えるなんて上手くいかないよ〜」
とか、
「外では仲良く遊べても、家に入れるとなると話は別❗️
普通に考えたら無理だよ〜」
などなど、
たくさんのご意見やアドバイスをいただきましたが…
ジェットはすんなりとジョンを受け入れてくれました
そしてジョンも
家族みんなが気持ち良く一緒に過ごせるための我が家のルールを
頑張って覚えてくれて、
私がする躾も、ひとつひとつ、きちんと受け入れてくれて
いつの間にかすっかり我が家の家族、
たまらなく可愛いうちの子になってくれていました。
↓初対面の時の写真です。ジェットはこの時、生後4ヶ月。
あっと言う間にジェットの方が大きくなり、
ジェット40キロ、ジョン26キロ。
清里旅行での雪遊び (ジョンはこの時オネムでこの表情:笑)
ジョンはジェットが受け入れてくれたこと、
そして(もちろん大変な時期もあったけれど)
大の仲良しになっていたので、
お空組になってから9年も経っているのに、
わざわざジェットのお迎えに来てくれたのかな…と思っています。
ジョンがお迎えに来てくれたおかげで
私はジェットをひとりで送り出すよりも安心できたように思います。
お空🌈でみんなと、仲良く平和に楽しく過ごしてくれていたら嬉しいなぁ…と
いつもうちの子達の写真を見つめながら…愛おしく想っています