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わたしたちの教科書 10話

2007年06月15日 15時18分08秒 | わたしたちの教科書
何年か後に加地先生が出会ったら、こういうのだと山田さんは言った。

「あんた、まだ先生続けてたんだ。むいてないのに、よくがんばったね

予告では「あんた、まだ先生続けてたんだ」しか流れなくて、私は「あんたに教師の資格ないのによく続けてたね」って言う意味だと思った。

でも、違うんだね。

何年か後にまだ先生である加地と出会うってことは「何年たっても先生やっててね」、つまり「先生をやめたりしないでね」っていうメッセージなんですよね。
「先生は悪くないから」って言うメッセージでもありますよね。
いじめっ子に対しても「いじめをしなければやってられないんだ」って相手の気持ちを思いやってましたけど、誰に対してもそういう考えをしてあげられるんですね。

教室で浮いてそうだったけど、優しすぎるから回りになじめなかったりするのかな?

親に話して、速攻引越しの手続き取るご両親もえらい!
そうだね、公立の中学校だったら、勝手に変わる訳にはいかないし、理由があれば学区外入学できるけど、それには手続きとか時間がかかるもんね。
山田には幸せになって欲しい。


誰よりも先に「教師をやめる」なんて弱音を吐いた加地にはちょっと失望した。
大城先生の言う通り、誰もが思ったことだと思う。
でも、誰もが逃げちゃいけないって思ったんじゃないかな。

結局は逃げなくて、生徒にちゃんと言ったところはよし。
私は、最初、教室には誰も残らないか美月ちゃんしか残らないかと思った。

だから、予想外に残って、びっくりしたし、ちょっとうるっとした。
で、でも、残った人が今度のいじめの対象にならないか、ちょっと心配した。

後でこっそりとか、あとでメールで、とかいう時間もなかったけど。
でも、生徒を試すみたいなことはあんまりして欲しくないなぁと思いました。
結果オーライだけど。

でも、それは、いじめっ子の矛先が兼良に向かったからだよね。



兼良は法廷で嘘をつきましたね。
これには私も吐き気がした。
嘘ばっかりついた兼良だけど、その嘘の中から真実が見えましたね。
兼良は尊敬していた父親が堕ちたことから、その父親に反発するために父親の教えに反発してたんですね。
それには珠子も気づいたようです。
でも、反対尋問しないんですよね。
珠子、えらい!

兼良の父親の回春がばれた時、陸がやったなと思いました。
ネットにまで情報を流したのかと思ったら、そっちはクラスメートでしたね。

兼良が情報を売ったって言った時に、おかあさんがなんで息子をぶったのかわからなかった。
大事な息子だったんじゃないのかな?
法廷で証言させること自体、私は大事にしてないように見えたけど、でも、それは信じてるからだと思った。
でも、こういう状態の息子をぶてるってことは信用してた訳じゃないだね。
「陸」という人間じゃなくて、「優秀な親孝行な息子」だけを妄信してたんだね。
あの父親にこの母親では息子がゆがんでも仕方がないのかな。

でも、そんな兼良を珠子は切り捨てたりしなかったよね。
(軽いメモしかしてないから、短く不正確にしか書けないけど)

生きられなかった人の気持ちを思い浮かべてみて。
生きていたら感じられることも生きていたら味わえた幸せも、
そう言ったものが失われてしまった。
だから、誰かが覚えてないといけない。
だから、あなたは生きないといけない。
生きて覚えていないといけない。
あなたのしたことは私のしたことよ。
あなたは一人じゃない。


珠子、性格はきつけど、人を思いやる気持ちは人一倍あるよね(落涙)

兼良は、当然教室でもしかとされてたけど。
でも、珠子の言葉は心の支えになると思う。


雨木の息子が怪しくなってきましたね。
彼が「人を指すよりいいじゃん」という台詞を雨木に言ってた時から、こいつもいじめにあってたのかな、と思ってたけど。
いじめっ子を殺してたんですね?
傷害事件じゃなく、死傷事件て言ってましたよね。

これで、雨木副校長はあくまでいじめを認めない理由がうっすらと見えてきましたね。
「いじめ」が発覚すると、また、息子が「いじめっ子」を殺してしまおうとするからじゃないですか?

息子が今回のいじめについて、絡んでき始めました。
それに気づいたのは美月ちゃんのようです。


来週はどうなってしまうんでしょうか?
目が離せません!!




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