炭と健康人生

炭に関わって健康、人生、自然、免疫力が理解できる根本がわかる。ほんものがわかる。まさに自然は「たこ焼き」だ。

炭ならなんでも(適材適所)

2004年06月18日 | 
炭ならなんでも
黒ければ何でも良いよ。それなら簡単だよね。そんなわけ無いでしょ!!
炭は種類と焼く温度で性質ががらりと変わります。

紀州の備長炭が炭として有名ですが、なぜ炭の代名詞のように、横綱のように言われる所以は紀州の海岸沿いの痩せ地の急傾斜で海からの潮風を受ける厳しい条件で40年から60年掛けて育った馬目樫を1000度以上の高温で焼き締めるから火力の安定した火持ちの良い炭になるんだよ。

だからうなぎ屋とか焼き鳥屋には人気があるんだよ。一般の家庭でするバーベキューなんかに使おうものならひどい目に合うよ!焼肉が終わる頃に火が点いてくるからね。点いた火を消すのも大変だからね

下のURLで炭の比較表見て参考にしてください。
http://mokutan.net/susume/susume-2.html

こんな風に炭も人の手の指と一緒で、備長炭は備長炭の事しか出来ません。杉は杉の事しか出来ません。親指は親指、小指は小指なんだよ。自然界にスーパーマンは居ないんだよ!!

マスコミや一部の学識者に踊らされないで、自分で確かめながら自分に合ったものを活用する事。一つの物が全員に合うのなら血の雨が降りますよ!!!十人十色。そう言っても日本人はブランド物が好きだからなあ。困っちゃう! 弱っちゃう! ワハハハ

炭焼きする人は葬式に出なくても許される。そのくらい目が離せない作業で、いったん山に入ったら焼き終わるまで出てきません。工場生産と違って流れ作業で作れば作るほど安くなるものではないからね。山の結構急な斜面で木を切り倒し、枝を払って運搬しやすいように切り出す。

一つの窯で1回焼くのに10日間掛かるのよ! どんなに頑張っても1ヶ月に3回しか焼けません。だから炭の値段が安いわけがない。安いほうがおかしい。もちろん陶器を焼くのと同じで炭化度の良い物は当然高いし、炭化度が低いものは安いのは当たり前です。

表で見たら解るように炭化度が低い炭は水をはじく性質を持っているから湿気とりなんかに使うと問題起こすよね。湿度調節などには、600度以上で焼いた黒炭や白炭だよね。水の浄化には杉とか竹とかの炭だよね。油にはなんと言っても備長炭でしょ。まあいろいろ適材適所があるもんだね。楽しいねえ。