7日にノーベル文学賞の発表がありました。
村上春樹は72歳、この先も候補になり続けるのでしょうか。
川端康成や大江健三郎に続く作家が出ることを期待したいです。
最近の小説はかったるくてしようがない。スナックのような本は嫌い。
ここ数日で読み切ったのが「深重(じんじゅう)の橋」澤田ふじ子著
多くの人の死の橋を越えて生きてきた,そんな意味のタイトルです。
澤田瞳子さんの作品はほとんど読んだので、お母様のふじ子氏の作品を読むことにしたのです。
これまた、ものすごく読みごたえがあって自分の頭と格闘しながら読みました。
15歳で人買いに買われた少年が、生と死の背中合わせの中、それでもまっすぐで芯のある生き方をした生涯を資料に基づいて創作した作品です。
時代は足利義政の時代、訳の分からない資料がいっぱい出てきて頭がこんがらかります。
でもがんばって読み通しました。
創作ですが、現代にどう繋がっているか,解説しながら進んでいくので興味が持てました。
高い壁をよじ登りながらだったけれど、長編を上下読破して満足感いっぱいです。
ちょっと頭をリラックスするために散歩。
ご当地名産のギンナン。封筒に入れてチン。もっちりおいしい。
拾ったのではありません。買ったものです。
こんなのも気分転換に。